8/12(月)本日の貴金属市況〜金価格、ドルの強さにもかかわらず堅調
皆さん、こんにちは!
リファスタの杉でございます!
本日9月9日月曜日、金相場の動向についてお知らせします。
まず、今日は最新の金・プラチナ相場についてお伝えします。
金価格は国内で12,521円、前日比-154円の下落となりました。
また、プラチナは4,615円、こちらも-33円の下落です。
アメリカの雇用統計の結果が発表され、雇用者数が予想を下回ったものの、失業率は改善。
これにより金相場は乱高下しましたが、最終的にはドル高に伴い金価格が下落しました。
アメリカの雇用統計が注目される理由は、経済の健康状態を測る重要な指標であり、その結果が金融市場全体に大きな影響を与えるからです。
今回の雇用統計では、非農業部門雇用者数が予想されていた16万人増に対し、実際は14万2000人増に留まりました。
この結果は、市場の予想を下回ったため、経済成長に対する不安を生じさせました。
一方で、失業率は前月の4.3%から4.2%に改善しており、労働市場が徐々に回復していることも示されています。
この「強弱まちまち」の結果が市場の混乱を引き起こし、金相場は短期的に乱高下しました。
これは、良いニュース(失業率の改善)と悪いニュース(雇用者数の予想下回り)が同時に発生したためです。
しかし、その後の動きでは、外国為替市場でドル指数が上昇しました。
一般的に、ドルが強くなると金の相対価値が下がる傾向があります。
金は通常、ドル建てで取引されているため、ドル高が進行すると、他国の通貨を持つ投資家にとって金を購入するコストが上昇し、需要が減少します。
そのため、今回もドル高により金価格が下落する展開となりました。
このような雇用統計の結果は、今後のFRBの金融政策、特に利下げの可能性に対する市場の期待感にも影響を与えています。
相場変動をしっかりと把握し、適切なタイミングで金やプラチナの売却・購入を検討してみてください。