8/22(木)本日の貴金属市況〜金価格が下落、2547.5ドルで反落
皆さん、こんにちは!
リファスタの杉でございます!
本日8月26日月曜日、金相場の動向についてお知らせします。
まず、国内の金価格ですが、本日12,700円となり、前日比で76円の下落となりました。
一方で、プラチナは4,822円と11円の下落、銀は146円と2円の上昇、そしてパラジウムは4,345円と61円の上昇となっています。
注目すべきは、アメリカの金相場です。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、来月にも利下げを実施する可能性があることを示唆しました。
これを受けて、ニューヨークの金先物市場では、金価格が反発し、12月限の価格が2546.3ドルまで上昇しました。
これは前日比で29.6ドルの上昇です。
先日、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がワイオミング州ジャクソンホールで開催された年次経済シンポジウムで講演を行いました。
この講演で、パウエル議長は「政策を調整する時期が来た」と明言し、特に利下げが近い将来に実施される可能性が高いことを強く示唆しました。
これにより、市場ではFRBが9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを実行するとの期待が急速に高まりました。利下げは通常、金利が低下することで、ドルの価値が下がる原因となります。
これにより、ドル建てで取引される商品、特に金のような資産は相対的に割安になるため、投資家が金を購入しやすくなるという動きが見られます。
実際に、パウエル議長の発言後、ドル指数は急落しました。ドル安になると、ドルで取引される金の価格が上昇しやすくなります。
これは、金がインフレヘッジや価値保存手段としての役割を果たすからです。
投資家は、経済の不確実性が高まる中で、ドルの価値が下がる局面では、より安定した資産と見なされる金に注目します。
結果として、ニューヨーク市場の金先物価格は急上昇しました。
利下げ期待が高まり、ドル安が進行する中で、金への需要が再び高まっていることが確認されました。
金はこうした経済情勢の変化に敏感に反応するため、今後もパウエル議長の発言やFRBの政策動向に注視が必要です。
このように、FRBの政策変更が予測されるとき、特に利下げが見込まれる場合、ドル安が進行し、金の価格が上昇しやすい傾向があります。
これが、パウエル議長の発言によってドルが下落し、金が再び注目を集めている理由です。
パウエル議長の発言によって、ドルが下落し、金が再び注目を集めています。
今後の動向に注目です。