7/5(金)本日の貴金属市況〜FOMC議事録公開で金融政策に注目
皆さん、こんにちは！
リファスタの杉でございます！
本日7月26日、金相場の動向についてお知らせします。
本日、国内の金価格は12,770円となり、前日比で63円の下落となりました。
これには、強い米国経済指標が大きく影響しています。
特に注目すべきは、米国の第2四半期GDPが予想を大きく上回る2.8％の成長を記録したことです。
GDP（国内総生産）は、国の経済活動の総体を示す指標であり、経済の健康状態を測る重要なデータです。
今回の成長率は、事前の市場予想である2.0％を大幅に上回りました。
この予想以上の経済成長は、いくつかの影響を与えました。
まず、米国経済の強さが確認されたことで、投資家の間でドルへの信頼が高まり、ドルが強くなりました。
強いドルは、通常、金などのドル建て資産に対して下押し圧力をかけます。
なぜなら、ドルが強くなると、他の通貨を持つ投資家にとって金を購入するコストが高くなるからです。
また、経済成長が堅調であると、株式市場などリスク資産への投資が活発になります。
これにより、金などの安全資産への需要が減少し、金価格が下落する要因となります。
さらに、強い経済成長は、インフレ圧力を緩和する傾向があります。
インフレが落ち着くと、金などのインフレヘッジとしての魅力も減少します。
結果として、金価格だけでなく、銀の価格も下落しました。
国内の銀価格は146円となり、前日比で2円の下落です。
同様に、プラチナは5,040円、パラジウムは4,411円と、それぞれ73円と93円の下落となっています。
これらの動きは、今後の金投資を考える上で重要なポイントとなるでしょう。
