中古戸建購入で気をつける事③
前回は立地や住宅ローン控除の事を記載しました。
今回は購入前にチェックすべきことや購入後のリフォームについてお話しします。
まずは購入前に「住宅性能表示制度」と「長期優良住宅」の認定を受けているかどうかです。
上記のふたつとも受けていれば建物のスペックはしっかり確認できるでしょう。
「住宅性能評価制度」とは設計時の図面と施工時の現場検査により建物の性能を以下の10分野に分け建物の評価をします。
①構造の安定に関すること(耐震性)
②火災時の安全に関すること(耐火性)
③劣化の軽減(柱や土台などの耐久性)
④維持管理(配管の清掃や修繕のしやすさ)
⑤省エネルギー性(温熱環境・エネルギー消費量)
⑥シックハウス対策(空気環境)
⑦窓の面積(光・視環境)
⑧遮音対策(音環境)
⑨高齢者や障害者への配慮
⑩防犯対策
どうですか?これだけチェックしていると購入する側も大変安心感がありますよね。
そして簡単に言うと、こちらのチェックの点数が良い住宅には「長期優良住宅」を申請すれば取得が出来ます。
(私がハウスメーカーの営業時代には全てのお客様に住宅性能表示制度の申請をお申込み頂いていました。)
上記を受けていてもいなくても、「ホームインスペクション」(住宅診断)を受けているか、購入側が調査することを許諾頂けるかもポイントです。
ホームインスペクションは住宅診断士が第三者的な立場から住宅の劣化状況・欠陥の有無・修繕すべき箇所と時期などをアドバイスをしてくれます。
ホームインスペクションを実施することで、契約や重要事項説明の内容にも大きく影響することもありますし、購入後のリフォーム資金にも影響がでるかもしれません。
購入前に最低でもホームインスペクションを実施することをお勧めします。
また、内見の際に間取りだけをチェックするのではなくリフォームするべき箇所についてもチェックすることが大切です。
信頼できるリフォーム業者や不動産会社の担当(リフォームの知識があるかた)と一緒に内見をするとリフォームの費用感をあらかじめチェックできて安心です。
次回も皆様が参考になる情報を提供できればと思います。
つづく