人の経験からも学べる
経験談を聞くことは、KSAのAの伝承につながります
KSAとは?
いきなりKSAと言われてもなんのことか分からないと思います。
KSAとは、Bánáthy’s が提唱した“Knowledge / Skill / Attitude" as the purpose of education”の頭文字をとって、KSAと略しています。
教育する目的をまとめたものです。
Knowledge は知識です。知らないことを知ったりしながら、自分の知識をつけていくことを意味しています。
Skillは、スキルです。何度も練習しながら、失敗を繰り返しながら、身につけていくコトです。職人のスキルの伝承や先輩のやり方を身につける時には、スキルの伝承といえるでしょう。
Attitudeは、態度です。いくら学びたいと思っていても学ぼうとする態度がなければ、学ぶことができません。
例えば、道端にゴミが落ちていたとします。あなたは、ゴミだとわかる知識をもっています。あなたは、ゴミを拾ってゴミ箱に捨てるスキルも持っています。ただ、その態度がなければ、道端にゴミが落ちていたとしても見て見ぬふりをすることでしょう。
このように態度をもっているかどうかは大切なのです。
経験談は、その人がその状況かでどのような行動をしたかがわかります。そのことで、態度を学ぶことが出来るでしょう。古い知識やスキルは、年数がたてば使えなくなることもあります。人が、物事に対して直面した状況で、どのような態度で臨んだかは、年数がたっても変わらないでしょう。経験談から、態度を学び、態度を伝承しましょう。