心理学が証明する“新年の婚活”が成功しやすい理由とは?
新年あけましておめでとうございます。
本年もBridalチューリップのコラムをご覧いただき、ありがとうございます。
新しい年の始まりは、気持ちや行動を見直す絶好のタイミングです。
このコラムが、今年の婚活を前向きに進めるヒントになれば幸いです。
「いい人がいない」の理由は決めきれないから
婚活では「いい人がいない」という言葉をよく耳にします。
ただ、本当に相手がいないのでしょうか?
実際は、誰を選んでいいか決められないだけかもしれません。
つまり、候補者がいないのではなく、選ぶことができないという状況です。
婚活では、選択肢のなかから決断しなければいけない場面がいくつもあります。
人間の脳の働き上、選ぶ機会が多いほど判断の負荷が大きくなり、その負荷が強まるほど決断が先送りされやすくなるものです。
その結果、「誰も選べない」=「いい人がいない」と結論づけてしまう人もいるようです。
IBJの「成婚白書2024」によれば、成婚退会した会員の多くは、結婚相談所への入会からおよそ9か月で活動を終えています。
この人たちの交際期間は平均で約4か月でした。これは、決してこの人たちにだけ特別な出会いがあったからではありません。
出会いから成婚までの段階で、決めるべきことを一つ一つ決めていった結果、成婚へとつながったのでしょう。
成婚者に共通する決断の速さ
【実際の会員様エピソード】「いい人がいない」から抜け出せた理
Bridalチューリップでサポートした30代女性の会員様も、活動当初は「悪い人はいないけれど、決めきれません」という状態が続いていました。
プロフィールや条件を丁寧に見比べるほど迷いが増え、「もっと良い人がいるのでは」と判断を先送りにしてしまっていたのです。
そこでカウンセリングでは、「全員を比較する」のではなく、「今の自分が大事にしたい軸は何か」を一緒に整理しました。
すると、条件ではなく一緒にいて感じた安心感や会話のテンポといったポイントが見えてきました。
その結果、次に出会ったお相手に対して「今はこの人と向き合ってみよう」と判断でき、交際がスムーズに進展。
「選べなかったのは相手がいなかったからではなく、選び方が分かっていなかっただけでした」と振り返られていました。
成婚者に共通する特徴には行動量の多さと決断の速さがあります。
先ほどの成婚白書によると、成婚した男性は未成婚者のおよそ4倍、女性は約2.5倍のお見合いをしていました。
もちろんお見合いの件数が多いことも重要ですが、出会いが増えることで判断材料がそろい、選択の精度が高まっていることも大きいです。
また、交際への移行率も約4割と安定しています。これは、いつ相手と向き合う段階なのかを適切に判断できているということです。
迷ってばかりではなく、かといって急ぎすぎることもなく、バランスの取れた意思決定が行動として表れています。
最終的に成婚を決断するまでの期間にも特徴があります。成婚者の多くは半年以内に結婚を決断していますが、これは、短期間で急速に関係が深まったというより、必要な判断を重ねていった結果として自然に結婚へと向かう流れができたからでしょう。
行動科学が示す選べない心理
婚活では、迷えば迷うほど決められなくなってしまいます。
この現象は婚活だけに限ったことではありません。行動科学では意思決定疲れと説明されています。
人には1日に判断できる回数に限りがあり、決断を重ねるほど判断の質が下がっていきます。
婚活では、申し込み、返事、日程調整、交際の判断といった選択が続くため、疲労が蓄積しやすいのが特徴です。
また、選択肢が多すぎる状況では行動が停滞しやすいことも知られています。
たとえば、婚活マッチングアプリのように、候補者が大量に提示される状況では、比較しなければならないことが増えて判断が難しくなるものです。
候補が多いほど有利な選択ができるように思うかもしれませんが、実際には、比較対象が増えるほど選択の負荷が高まり、決められなくなってしまうわけです。
また、選ぶ力のない人は、必要以上の情報を処理しようとする傾向があります。
脳の処理量が増えるほど判断のスピードは落ちるため、迷えば迷うほど決められなくなるのは当然なのでしょう。
選べない人の3つの思考パターン
選べない人の心理を探ると、共通する思考パターンが見られます。
1つ目は完璧主義です。
最適な選択を求めるあまり、少しでも不安要素があると決断を保留し、より良い候補を探し続けてしまいます。
結婚に関する判断は常に不確実性を含みます。完璧な相手を求めるほど選べなくなるのは当然でしょう。
2つ目は損失回避の心理です。
人は、得られる利益よりも、未来の選択肢を失う可能性(機会損失)を強く意識する傾向があります。
そのため、「この人を選んだら他の可能性を失うのではないか」という不安が強くなり、判断が鈍るのです。
3つ目は社会的比較の影響です。
結婚できた他人のことを意識しすぎると、自分の判断軸が揺らぎます。
友人やSNSの情報は参考になりますが、人の話ばかり聞いていると、自分が何を基準に選ぶべきかがわからなくなってしまいます。
決断できる人になるための行動心理トレーニング
選ぶ力を鍛えるためには、判断の負荷を減らすためにも、自分が何を優先して選ぶのかをはっきりさせることです。
1つ目の方法として、「3人ルール」があります。
これは、3人と会った段階で、そのなかから交際を続ける1人を選ぶというルールです。
前もって「3人のなかから選ぶ」と決めておくと、候補ばかり増えて選べなくなる状態を防ぐことができます。
感情ログという方法もあります。
判断に迷ったとき、その瞬間抱いた感情を書き留めておく方法です。
理由もはっきりしないまま迷っているだけでは出口が見えませんが、感情の揺れを記録しておくと、自分がどの場面で迷いやすいかが見えてきます。
もう1つ、「十分満足」という考え方もあります。
これは最良の選択を探すのではなく、必要な条件を満たし、自分が納得できる範囲の選択を優先する姿勢です。
完璧な相手を求めるほど決められなくなるものです。
これを満たせば十分という条件を決めておけば、早く判断できるようになります。
判断が早いほど、その後の関係構築にもリソースが割けるため、その分、相手のことがより理解できるようになるわけです。
結婚相談所の決断支援の仕組み
結婚相談所では、会員が迷いやすい場面を見つけて、一緒に考える手伝いをしています。
カウンセラーは、会員がこれまでにどんな行動をしてきたかや、どんなことを大事にしているのかを見ながら、「今はまずここを決めるといいですよ」と整理します。
何を基準に選べばいいのかがはっきりするので、迷いが少なくなり決めやすくなるわけです。
結婚相談所ではデータも活用します。
AIマッチングや申込データ、交際レポートなどの情報は、相性の良い相手の傾向や判断軸を知る手がかりになります。
感情や気分ではなく、事実をもとに判断するため、無駄に迷う時間を減らせるでしょう。
決断できる人ほど幸せをつかむ理由
心理学の研究では、決断できる人ほど恋愛満足度が高いという傾向があります。
スタンフォード大学の研究でも、選択を先延ばしにしない人ほど相手との関係を大切にし、満足度も高くなることがわかっています。
まとめ
結婚は、未来のための選択をする行為です。未来のことは誰にもわかりませんが、不確実な幸せを選べる勇気が人生を動かします。
婚活では、どうしたらいいのかわからないこともあるでしょう。
しかし、話を聞き、状況を整理してくれる人がいれば、次に何をすればいいのかわかりやすくなるものです。
Bridalチューリップでは、大切なご決断のお手伝いをしています。
「決められない状態」を責めることはしません。
むしろ、どの段階で、何に迷っているのかを一緒に言語化し、判断の順番を整理することを重視しています。
具体的には、
・条件と感情を分けて整理する面談
・比較しすぎているポイントの明確化
・「今は何を決める段階なのか」の可視化
・過去の行動データや交際傾向をもとにした判断軸の提示
などを通じて、無理に背中を押すのではなく、納得して決断できる状態を作るサポートを行っています。
「いい人がいない」と感じたときこそ、選択肢の問題ではなく、決断の整理が必要なサインかもしれません。
Bridalチューリップでは、その大切な判断を一人で抱え込まずに済む環境をご用意しています。



