心理学が証明する“新年の婚活”が成功しやすい理由とは?

桑山裕史

桑山裕史

テーマ:婚活の心理学

新年は婚活の最強のリスタートである

「12月に婚活が停滞しやすい」と感じる人は多いですが、実はこれは自然な現象です。
しかし、その停滞をリセットできる最強のタイミングが“新年”です。

年明けは、新しい年の始まりとして、多くの人が生活や仕事のリズムを切り替えるタイミングです。
婚活においても同じです。1月に婚活を始める人は他の月より明らかに多く、登録数や検索ボリューム、カウンセリング予約件数は毎年高い数値を示します。
Bridalチューリップでも、年始に活動を開始した会員様の成婚率は他月より高く、モチベーションと行動量が両立した時期に出会いが集中する傾向が見られます。

この時期に婚活を再スタートできる理由の一つが、心理学でいう「時間的ランドマーク効果」です。

時間的ランドマーク効果とは、新年や誕生日など節目となる日付が人の行動を後押しするという現象です。
つまり、区切りのタイミングに目標を設定すると、行動意欲が自然に高まるわけです。
1月は、まさにその効果が最大化される時期なので、心理的リセット効果が自然に起きるのです。
前年にうまくいかなかったとしても、「昨年のこと」と切り離して考えられるので、気持ちを新たに婚活に向かえるのです。

心理学で読み解く1月のリスタート婚活がうまくいく理由

時間的ランドマーク効果は、自己効力感の向上とも密接に関係しています。
たとえば、「ダイエットは月曜から」「ノートを新しい年度で買い替える」なども、すべて時間的ランドマーク効果が働いている例です。

自己効力感とは、「自分は行動できる」「成功できる」という信念のことです。
新年に活動を開始すると、心理的に「新しいスタートを切れる」という感覚が生まれ、行動への障壁が下がります。
その結果、婚活の初動が加速し、成婚に向けた行動が早期に始まるのです。

さらに、周囲の動向が与える心理的な影響も大きいです。1月は同じように行動を始める人が多く、いわゆる「社会的証明」の効果で、自分も前向きに動こうという気持ちが強化されます。
周囲の活発な動きは、婚活において自分の行動を後押しする心理的な圧力になるのです。まさに、新年はリスタート婚活に最適な時期だということです。

リセット型と継続型の戦略

新年にリスタート婚活して成功している人には、大きく分けて二つの思考タイプが見られます。

一つは「リセット型」です。
年明けという節目をきっかけに行動を再構築する人のことで、過去の失敗を整理し、心理的に新しいスタートを切ることができます。

もう一つは「継続型」です。
昨年からの活動をそのまま延長し、ルーティーンとして行動を続けていくタイプです。

どちらもメリットがありますが、リスタート婚活ではリセット型の心理的効果が非常に有効で、モチベーションが高まり、行動量も増えやすくなります。

ただし、どちらのタイプでも失敗する人がいます。失敗する人に共通する問題は意志力の消耗による行動の停滞です。

そこで有効なのが「小目標設計法」です。
一度に大きな目標を設定するのではなく、達成可能な最小単位の行動目標を設計することで意志力を温存しつつ確実に前進できます。

たとえば、お見合いの申し込みを週1件に絞ったり、プロフィールの更新を1回ずつ完了させるといった具体的な行動単位が小さな成功体験として積み上がり、心理的リセット効果を最大化します。

【実際の会員様エピソード】新年リスタート婚活がうまくいった4

ここで、Bridalチューリップで実際にあった「新年リスタート婚活」が成功したケースをご紹介します。
世代もタイプも違う4名ですが、共通点は「新年の区切りをうまく使った」ことでした。
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●20代女性:年末に落ち込んだ気持ちを“年明けリセット”で逆

20代後半の女性は、12月にお見合いが続かずモチベーションが大きく低下していました。
しかし、1月の面談で「昨年の出来事は昨年のフォルダに入れてOK」というリフレーミングを行った結果、気持ちが完全に切り替わり、1月だけで3件お見合いが成立。
その中のお一人と交際に進み、春には成婚されました。
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●30代男性:仕事の区切りとともに婚活も仕切り直し

30代前半の男性は、忙しさで秋頃は申込みが止まっていました。
年末の休暇で生活リズムが整い、「今年こそ結婚しよう」と1月から週1件だけ申し込みを継続。
無理のない“小目標”の積み重ねで継続が習慣化し、3ヶ月後には理想の女性と真剣交際に。
「小さな一歩を続けたことが一番の成功要因だった」と振り返られています。
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●30代女性:プロフィール写真を新年アップデートし、お見合い

30代後半の女性は、前年はお見合い成立が少なく悩まれていました。
年明けに写真・プロフィール・自己紹介文を総リニューアルし、“新しい自分”として再スタート。
その結果、同月のお見合い成立件数が従来の2倍に増加。
相手からの好印象も高まり、半年後には成婚へ進まれました。
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●40代男性:ネガティブな思考を年始に「ゼロベース化」

40代前半の男性は、前年の交際終了のショックで足が止まっていました。
1月にカウンセラーと面談し、「経験は失敗ではなくデータ」という考え方に切り替えを実施。
年明け最初の活動で出会った方と交際が順調に進み、約4ヶ月でプロポーズ成功。
「年明けの“心理的リセット”がなければ、今の幸せはありません」とおっしゃっていました。

年明けという心理的リセットが“出会いの質”を引き上げたケースです。

新年に行うべき三つの準備

リスタート婚活を成功させるには具体的な準備も欠かせません。

まず第一に、プロフィールや写真、服装のアップデートです。
昨年からの変化や自分の成長を反映させることで相手に新鮮な印象を与えられます。
写真は、表情や服装、背景まで含めて見直すことがポイントです。服装についても、季節感や会うシーンを意識して調整すると効果的です。

第二に、活動計画とスケジュールの見直しです。
年末に振り返った昨年の活動を整理し、今後1年間の目標や行動パターンを計画します。
迷いを減らすためにも、週単位の活動目安やタイミングを可視化するのがおすすめです。

第三は、自己認知のリフレーミングです。
これは、過去の活動をただの結果として捉えるのではなく、学びや改善点として意味づけし直す作業のことを指します。
そうすると、前年の失敗が次の行動へのブレーキにならず、むしろ行動の後押しとして機能するでしょう。

成功者データが示す年明け婚活の方程式

結婚相談所の事例でも、12月末から1月にかけて活動を開始した会員様は短期間でお見合い成立や交際に至るケースが多く見られます。
特に1月スタートの方は行動初速が高いのが特徴です。
また、フィードバックを受けながら計画的に動けるため、成婚までの時間が短くなる傾向があります。

もちろんデータは年ごとの変動もありますが、年始に動くことで心理的リセットと戦略的計画が組み合わさり、成果につながる確率が高まるのは確かです。

成功者に共通する行動にはいくつかのパターンがあります。
まず、定期的に小さな目標を設定し、進捗を可視化していることです。
次に、カウンセラーのアドバイスを積極的に取り入れ、行動計画を柔軟に修正できることも挙げられます。
もう一つは、自己効力感を高めるために、週ごとの成果や改善点を振り返り、心理的リセットを意識的に活用していることです。

年始の勢いを持続させるには、次に挙げる三つのルールが有効です。

まず、行動の可視化です。小さな目標や進捗を記録しておくとモチベーションを客観的に確認できます。

次に、対人ストレスの軽減です。
婚活は、心理的負荷が高いため、結婚相談所や信頼できる人にサポートしてもらうことで負荷を分散できます。

もう一つが、週次リセットの習慣です。1週間ごとに活動を振り返り、必要に応じて目標や計画を修正することで意志力を温存しつつ次なる行動に移ることができます。

まとめ

今年もコラムをお読みいただき、誠にありがとうございました。
2025年の婚活は順調だった方も、思うように進まず悩まれた方もいらっしゃると思います。
ですが、どんな一年でも必ず“学び”と“次につながるヒント”があります。
新しい年が、みなさまにとって前向きな一歩を踏み出せる一年となりますよう、心より願っております。

婚活の成功の可否は、本人の行動だけでなくカウンセラーの存在も大きいです。
Bridalチューリップでは、トップカウンセラーからベテランまで豊富な経験と資格を持つ専門家が揃っています。
担当者以外のサブカウンセラー制度もあり、面談時には異なる視点からアドバイスを受けられるので行動戦略の精度が高まりますよ。

具体的には、迷いの言語化、条件の整理、活動スケジュールの最適化、心理的リフレーミングなどを一人一人に合わせて実施しています。
心理的リセット効果を最大化し、1月の初速を無駄にしない婚活が可能です。

Bridalチューリップでは、単にお相手紹介をするだけでなく、「今年こそ結婚したい」という方の行動を支えるために、下記のような実践的なサポートを行っています。

•プロフィール戦略の設計

 あなたの魅力が伝わる文章作成、写真の印象分析、強みの言語化までサポート。

•出会いの質を高める“申込み戦略”

 毎週の申込み数・タイミング・相手選定の基準を具体的にアドバイス。

•交際サポート(連絡頻度・デート計画・気持ちのすり合わせ)

 トラブルや迷いが出やすい交際中こそ、一緒に設計しながら進めます。

•心理的サポート(思考整理・リフレーミング)

 落ち込んだ時も、経験豊富なカウンセラーが思考を整え、次の行動へ導きます。

•複数カウンセラーによる“ダブル視点”サポート

 担当者だけでなく、必要に応じてサブカウンセラーが別角度からフィードバック。

これにより、視野の偏りを防ぎ、成功率を高めています。
年始は、心理的にも行動面でも最もスタートダッシュがしやすい時期。

「今年こそ変わりたい」「そろそろ本気で婚活したい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
Bridalチューリップがあなたの新しい一年を、成婚につながる一年へと導きます。

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桑山裕史
専門家

桑山裕史(婚活コンサルタント)

株式会社ナウい

成婚率60%以上の結婚相談所Bridalチューリップは、AIを導入したカップリング率の高いシステム、弱点を克服できる多様なサービスを利用しながら信頼関係を築けるカウンセラーと二人三脚で成婚を目指せる。

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