心理学を活用して婚活をスムーズに進めるには
Bridalチューリップ桑山です!
今年最後のコラムになります。
1年間、コラムをお読みいただき、ありがとうございました。
今年は、5月にコロナ5類引下げがありましたので、新たな一歩を踏み出した1年になった方も多いのではないでしょうか。
来年も、皆様に役立つ情報やアドバイスをお届けできるように、努力してまいります。
さて、今日は、婚活に役立つ心理学の活用方法をお伝えしていきます。
婚活に役立つ心理学3選
【初頭効果】は、ご存知でしょうか?
英語で「Primacy Effect」といって、アメリカのソロモン・アッシュという心理学者が提唱した効果です。
これは、人が情報の最初の部分を後の部分よりもよく覚えており、それが評価や意思決定に大きな影響を与える効果のことを言います。
婚活においても、影響のある効果です。
婚活の場では、第一印象が非常に重要ですよね。
たとえば、最初に会ったときの印象が強くて、その後の出会いでの評価にまで影響を及ぼすような例があります。
つまり、最初の出会いでポジティブな印象を与えることができれば、その後の交流や評価において有利に働くということですね。
第一印象は、どの位の時間で決まるか?
第一印象は3秒で決まる!と言われています(所説あります cf.3秒~9秒)
更にメラビアンの法則では、「視覚情報」が55%、「聴覚情報」が38%、「話の内容」が7%と提唱されています。
目から入ってくる情報がなんと90%以上です。
自己紹介の際にも初頭効果の影響は大きいです。
婚活の場において、最初に述べる趣味や興味、価値観などは、相手に与える印象を大きく左右します。
たとえば、最初の出会いで、自分の趣味としてクライミングやスカイダイビングなどの冒険的な趣味を挙げると、相手には後々までずっと活動的でエネルギッシュな人物としての印象を与える可能性が高いです。
しかし、初頭効果には注意すべき面もあります。
良くも悪くも最初に得た印象が固定化しやすいので、相手に誤解されやすい、もしくは、相手を誤解しやすい面があることです。
なので、自分の第一印象には極力気を使う必要があります。
また、相手への心構えとしても常にオープンマインドを保ち、一方的な先入観にとらわれないよう努めてください。
特に、短期間で多くの異性と交流する婚活では、最初の印象だけに捕らわれてはいけません。
その後の出会いを通じて触れる各相手の多面的な特徴を理解することが、良い関係の構築につながります。
次に【スリーセット理論】を解説します。
人間が他人と接触する際、最初の数回の接触を通じてその人に対する印象を形成し、それがその後の関係に大きく影響を与えるという理論です。
セントアンドリュース大学が実験の結果、提唱した理論です。
セントアンドリュー大学の研究では、被験者の女性に対して、3回に分けてある男性の印象を評価してもらいました。
最初のステップでは、男性は女性に対して好ましくない態度を取ります。
次のステップでは、男性は過去の困難な経験について話し、人との交流が苦手であると明かします。
最後のステップでは、男性は女性に対して非常に優しい態度を取り、最初の態度を謝罪するという流れです。
この実験の結果、多くの女性が最終的に男性に対して好意的な印象を持つようになり、最初の悪い印象が覆されたことが明らかになりました。
この理論は、人間の印象形成過程において、最初の数回の接触がいかに重要かを示しています。
この理論は非常に示唆に富んでおり、婚活においても応用可能ですね。
最初の接触で、人は相手に対して初期の印象を形成します。
婚活の場合、これは初めて会った際の外見や話し方、振る舞いなどによって決まることが多いです。
しかし、この段階の印象はまだ流動的なので、簡単に変わる可能性があります。
2回目の接触では、最初の印象が補強されるか、あるいは修正される可能性があります。
たとえば、最初のデートで緊張していた人でも、2回目のデートではリラックスして本来の自分を見せることで、相手への印象を大きく変えることもあるでしょう。
この段階では、相手に対する理解が深まり、関係が発展する可能性が高まります。
そして、3回目の接触で人は相手に対する印象を固定化します。
この段階での印象は、その後の接触においても持続することが多いです。
したがって、婚活において3回目の接触が最も重要と考えてよいでしょう。
ここで良い印象を持たれるかどうかで、その後の関係がスムーズに進展するかどうかが決まります。
最後に【ウィンザー効果】を説明しますね。
人間関係や対人印象に関する理論の一つです。
ウィンザー効果は、第三者からの情報が持つ信頼性や影響力の大きさを指します。
具体的には、自分で発信する情報よりも、他者による推薦や評価がより信頼されやすいという心理現象です。
婚活で言えば、個人が自己アピールするよりも第三者の推薦や紹介の方が、相手にはよりポジティブに効果的な影響を与えられるということですね。
たとえば、婚活パーティーなどの出会いの場では、自分自身で自己紹介を行うだけの場合より、友人や知人からの推薦文や紹介がある方が、それが相手に与える印象がより肯定的で信頼性の高いものとなります。
この場合、第三者の視点が自分自身の魅力を客観的に、かつ信頼性を持って伝えるため、相手に対する好印象を強化するのです。
また、友人の紹介で交際に至るというのも、この効果の高さを表した良い例です。
友人に「この人は素晴らしい人だ」と推薦されたうえ出会った相手であれば、そうでないまったく初対面の相手と違って、実際に出会う前にすでに肯定的な印象が構築されます。
だからこそ、その後の交際でもうまくいきやすいのです。
第三者の評価は、直接的な自己アピールよりも信頼性が高く、相手にポジティブな印象を与えやすいことをぜひ知っておいてください。
ウィンザー効果を婚活に応用することで、自己アピールの方法を見直す機会を得ることができます。
自己紹介の際には、第三者からの推薦や紹介文を活用することで、相手に対する信頼性を高め、より良い印象を与えることが可能になります。
また、他者からの紹介を受ける際には、その情報の価値を理解し、その人物の魅力をよりオープンに受け入れる姿勢が重要です。
恋愛心理学を婚活に応用しよう
婚活において、初頭効果、スリーセット理論、ウィンザー効果を有効に活用することは、成功に向けた重要な戦略です。
まず、初頭効果は、最初の印象の重要性を示唆しています。
最初の接触やプロフィール作成では、ポジティブで印象的な情報を最初に提示することに注力しましょう。
スリーセット理論は、最初の数回の接触で相手に対する印象が変化し、固定化することを示しています。
たとえ初回にうまく自己アピールできなくても、2回目以降で真の自分を見せることができれば、相手の印象を良い方向に変えらるということです。
ウィンザー効果は、第三者からの推薦が自己アピールよりも信頼性が高いことを示唆しています。
婚活において、友人や知人からの推薦や紹介がいかに重要かおわかりいただけたでしょう。
まとめ
これらの心理学的アプローチを婚活に適用することで、より効果的な自己紹介や関係構築の戦略を立てることができます。
しかし、決して忘れてはならないのは、自分自身を最適な方法でアピールすると同時に、相手に対しても開かれた心で接することです。
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