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料金面も仕上がりもお客様に後悔はさせません!

仲介業者なしで、お客様と直接取引の内装クロス職人

當山淳

練馬区の内装クロス職人 當山淳さん
内装クロス職人 當山淳さん

#chapter1

クロス職人一筋28年、熟練の技術

 東京・練馬区を拠点に内装工事業「アサヒ内装工芸」を営む當山淳さんは、この道28年という熟練の内装クロス職人。10代で沖縄から上京し、いったんは食品配送会社に就職したものの、24歳で結婚を機に内装工事会社へ転職。「家族のために将来を考え手に職をつけたい」という一心が、職人人生の原点となりました。
 仕事は速く、しかも丁寧。見習いの頃からそんな評価を受けることが多かった當山さんが、クロス張りの仕事を天職と感じるのにそう時間はかかりませんでした。ある内装屋に入門して間もなく、当時の親方に「壁紙(クロス)一本でやっていきたい」と直訴するなど、思いこんだら一直線。今にして思えば、これぞ職人気質の現れだったのかも知れません。
 その後も着実に経験を積み、内装クロス職人としての技術と自信を高めていった當山さんは、周囲の後押しもあって1986年に独立。以来、マンション・アパート・一戸建て住宅・店舗など、様々な現場で内装工事業者として実績を重ねてきました。
しかし当時の仕事は、リフォーム会社や工務店など元請けの依頼で行うことがほとんど。実際の施主と顔を合わせることも少なく、そこに物足りなさを感じることもあったそうです。「いずれは直接、お客さんとやりとりをしたい」という思いは、當山さんの心の奥底でふつふつとわき上がっていったのです。

#chapter2

自らホームページを立ち上げ、エンドユーザーとの直接取引を実現

 転機が訪れたのは今から3年前。當山さんが自らの手で「アサヒ内装工芸」のホームページを立ち上げ、顧客から直接、内装工事の依頼を受けることが可能になったのです。クロス張りといえば、施主はまずリフォーム会社や工務店などに依頼するのが一般的。しかし、エンドユーザーがホームページを介して直接職人に発注すれば、“仲介手数料の排除”“予算などの相談”といった費用面で大きなメリットが生まれます。
 近年、インターネットの検索エンジンの普及によって、お客さんは自力で内装業者を見つけるようになりました。これは職人さんたちが直接お客さんとやりとりをするチャンスが来たのではないか。最初は息子にキーボードの打ち方から手ほどきを受け、何とか独学でホームページを立ち上げたという。苦労をした甲斐は十分にありましたね。

 直接施工で相場を下回る低価格は大きな反響を呼び、今では何とアサヒ内装工芸の受注の9割以上はホームページから。施工エリアは東京・埼玉が中心ですが、紹介等により神奈川・千葉などからも依頼があるそうです。これはエンドユーザーにとって直接依頼のメリットが、いかに大きかったかの証拠といえそうです。

 実際のホームページは、見積もりの取り方や業者の見分け方、価格の中身に至るまで、一般の人にも分かりやすい丁寧な解説が魅力。また、當山さんが自力で開発し「実用新案登録」を取得した壁紙補修のオリジナル商品なども紹介されており、研究熱心な人柄が伺えます。こうした當山さんのユーザー目線というものは、実際の施工の仕上がりにも現れてくるのでしょう。

アサヒ内装工 當山淳さん

#chapter3

現地調査から見積もり作成、施工まですべてに責任を持つ

 「張った後の見栄えは特に気にせず、制限された時間内でより多くの壁紙を張れば稼げる、早く家に帰れる、といった考え(賃貸物件ではよく見かける光景)や、また、細かい作業のデザイン張りなどを好んでやる人、職人のタイプにも色々とありますが、私はとにかく仕上がりにこだわるタイプです。どんなクロス職人でも出来上がりはきれいなものですが、1、2年後もそのままかといったらそれは分かりません。 私は特に“はがれない、開かない”がクロス職人の仕事だと思っていますし、そうできるように常に気を配っています」

 エンドユーザーにとって職人と直接取引は、費用面以外にもメリットが大きいもの。すなわち、現地調査にはじまり、見積もり作成、施工に至るまで、実際に作業を行う職人がすべて責任を追うことで、料金面から仕上がり面まで、ユーザーが納得できる施工につながるのです。

 「現地調査に伺った場合、特に方針を見いだせないお客さんもいらっしゃいます。そうした時に職人が現場のプロとして提案をすることで、最終的に満足度の高い結果を生むことができるのです。結局のところ、料金面でも仕上がり面でも、お客さんを後悔させたくないという気持ちが大きいですね」

 今後はクロスの張り替えのみならず、スタッフを増やして床の改装工事の分野にも力を入れることで、「お客さんの笑顔を少しでもたくさん見たい」と語る當山さん。ひと部屋からでも、壁穴の補修ひとつでも、数量にこだわらないのが、アサヒ内装工芸のモットー。クロスの張り替えをご検討中の方は、まずは一度ホームページをご覧になってみてはいかがでしょうか。

(取材年月:2011年4月)

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