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Mybestpro Interview

幅広い悩みに対応できる沖縄出身の不動産コンサルティングマスター

豊富な選択肢で不動産売却をサポートする専門家

前田純

ライフ住販の不動産コンサルティングマスター 前田純さん
不動産売却や任意売却など、一筋縄ではいかない不動産を扱う

#chapter1

相続税改正などで注目される不動産売却の専門家

 相続税の税制改正が話題となっている昨今、相続対象となる土地や建物について悩みを抱えている人が増加しています。換金性の高い資産と異なり、土地や建物は時価額が不明瞭で、相続争いの論点になる事があります。そんな時に頼れる存在が、東京都町田市にある「ライフ住販」の代表取締役・前田純さんです。国土交通大臣登録証明事業「不動産コンサルティングマスター」の資格を有する前田さんは、不動産の売却を中心とした相談・コンサルティングの専門家として、数多くの案件に携わってきました。

 「最近は親の広大な土地の相続税などで、資金的な工面が厳しいという人が増えてきました。特に土地の一部を売り、その資金で家を新築するなど、単純に売るというだけでなく、豊富な選択肢を提案しています。また、抵当権が残っている不動産、任意売却など、一般の方法では売却できない案件も数多く関わっています」

 何が何でも売るということではなく、豊富な選択肢の中から、最も適切な方法を提案していくというのが前田さんのスタイル。信頼も厚く、依頼は全国から舞い込みます。特に自身が沖縄出身ということもあり、沖縄出身者や現地居住者からの依頼も増えています。遠方地や込み入った事情がある不動産に関する売却は、大企業や知識と経験が不足している会社は敬遠しがちです。会社であれば利益を考えて動くため断られることもあり、スキルが不足していれば顧客が満足する取引は実現できません。ライフ住販は代表である前田さんが決定権を持ち、即座に動き出せる体制と難しい案件でも対応できる豊富な経験と知識を持ち合わせています。「需要がなければ売れ残ってしまうため、簡単に事が進むわけではありません。でも、そこが腕の見せどころですね」とは、なんとも力強い言葉です。

#chapter2

国土交通大臣登録証明事業、不動産コンサルティングマスターを所持

 沖縄生まれの前田さんは高校を卒業後、進学のため昭和55年に上京。今では考えられないことですが、当時、沖縄出身者に向けて東京では若干の差別的目線があったと言います。1972年(昭和47年)に米国から日本に返還された沖縄ですが、8年後でさえも「沖縄の人は英語を話す」「沖縄の場所が分からない」など、日本として捉えていない人が存在しました。上京した前田さんも、アパートを契約するために何十件もの不動産店を回ったと述懐します。住む土地や住居に不便な思いをしたというそのころの経験が、現在の仕事に就く出発点なのかもしれません。

 前田さんの最初の就職先は、電子機器関係の技術職。その後、法人を相手とする営業職に携わりました。やがて、法人ではなく個人と関わることができる仕事を希望して不動産業界に転職。長年にわたって勤め上げ、晴れて独立を果たします。独立当初は思うようにいきませんでしたが、地道な仕事の結果で信用を勝ち取り、軌道に乗せていきます。

 また、公認不動産コンサルティングマスターの資格を取得し、不動産に関する専門的な知識・技能を活用し、不動産の有効活用、取得、処分、投資、管理等について、依頼者が最善の選択、意思決定を行えるよう企画提案する業務も積極的に展開。一方で、大手企業と提携して社員の不動産相談業務を約20年以上にわたって継続中で、売買や賃貸、親族所有の不動産相談、契約後の疑問等々の相談員としても活躍しています。

町田市を拠点に、全国各地の不動産売却に携わる

#chapter3

相続物件、任意売却、不動産活用…多岐にわたる相談内容

 豊富な事例は枚挙に暇がなく、ある案件は相続で引き継がれた土地の相続人が、全部で9人もいたそうです。前田さんは土地を売却するために評価額を割り出しましたが、9人全員にその根拠を提案し、納得してもらったといいます。仮に相続人の希望に沿って評価額を高くしても、売れ残って状況を悪化させるなど、弊害が生まれます。この価格設定も不動産売却においては重要で、市場時価での適正価格を設定し、速やかに売却先を見つけ出すことが前田さんの責務となります。

 また、不動産に関する悩みを幅広く受け付け、債務超過の不動産を売却する任意売却でも力になります。場合によっては引っ越し費用などを工面できる場合もあるという任意売却は、人生を左右するため責任も大きく、全精力を注いで業務に当たっています。

 売却だけでなく、不動産活用という面でも幅広くサポート。沖縄県の事例では、200坪ほどの土地と建物を手がけました。建物は老朽化が激しく、所有者も高齢になり、持て余している土地と建物を売却したいと相談がありました。相談者は売却額でアパートに引っ越すと訴えていましたが、前田さんは土地の半分を売り、そのお金で残りの土地に家を新築する方法を提案。相談者もまさか新築の家を建設できるとは思っておらず、大喜びしたそうです。現地を何度も訪れ、苦労した案件でしたが、家族が集まる家が完成し、相談者の喜ぶ姿を見て報われる気がしたと語る前田さん。数々のエピソードが、実力や人柄を物語っています。

(取材年月:2014年4月)

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専門家プロフィール

前田純

豊富な選択肢で不動産売却をサポートする専門家

前田純プロ

不動産コンサルタント

有限会社ライフ住販

国土交通大臣登録証明事業、公認不動産コンサルティングマスターを所持。不動産売却や相続対策、賃貸管理など、不動産に関する悩みについて幅広くサポートする。

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