ダンスインストラクターは食べていけない?業界のリアルと、長く続けるための働き方

北島憲一朗

北島憲一朗

ダンスインストラクターは食べていけない?




「ダンスインストラクターって、正直食べていけるんですか?」

これは、私がこれまで何度も聞かれてきた質問です。
そして実際、多くのダンスインストラクター自身も同じ不安を抱えています。

・好きなことを仕事にしたい
・ダンスを教える仕事を続けたい
・でも生活できるのか不安

ダンス業界に長く関わっていると、こうした声を本当に多く聞きます。

実際のところ、ダンスインストラクターという仕事は簡単な職業ではありません。
収入が安定しないケースもありますし、途中で辞めてしまう人もいます。

ただ、私は同時に思っています。

「食べていけない仕事」なのではなく、
「食べていける仕組みが少ない業界」

なのだと。

この記事では、ダンス業界の現実を正直にお話ししながら、
ダンスインストラクターとして長く生きていくための考え方についてお伝えしていきます。

ダンスインストラクターは本当に食べていけないのか


実際に辞めていく人は多い


まず正直に言うと、ダンスインストラクターという仕事は、途中で辞めてしまう人も少なくありません。

理由はいくつかあります。

・収入が安定しない
・スタジオとの契約条件
・レッスン数が増えない
・将来が見えない

特に20代後半から30代になる頃に

「このままで生活できるのだろうか」

という不安を感じる人が多いです。

ダンスが好きでも、生活が成り立たなければ続けることは難しい。
これはとても現実的な問題です。

しかし食べていけるインストラクターも存在する


一方で、ダンスインストラクターとして生活している人も確実にいます。

・スクールを運営している人
・複数のスタジオでレッスンを持つ人
・地方で成功している人

つまり

「食べていけない仕事」ではなく
「生き残る仕組みが難しい仕事」

というのが実情に近いと思います。

ダンスインストラクターのリアルな収入事情


レッスン報酬の仕組み


ダンスインストラクターの収入は、基本的に

レッスンフィー

で決まります。

例えば

1レッスン
3,000円〜10,000円

スタジオによって大きく変わります。

さらに

・固定報酬
・生徒数インセンティブ

など契約形態も様々です。

収入が伸びない理由


多くのインストラクターが苦労する理由はシンプルです。

レッスン数が増えない

からです。

例えば

週5レッスン
1回5,000円

月収は

約10万円

になります。

もちろんイベントやWSもありますが、安定収入とは言いにくい。

ここがインストラクターの難しさです。

ダンスインストラクターが食べていけないと言われる3つの理由


①スタジオ依存の働き方


多くのインストラクターは

スタジオに雇われる形

で働いています。

つまり

・レッスン枠をもらう
・生徒はスタジオの会員

という構造です。

この場合

・レッスン数
・単価

を自分で決めることができません。

結果として

収入の上限が決まってしまう

ことが多いです。

②集客が難しい


ダンスインストラクターは

・踊るスキル
・指導スキル

は高い人が多いです。

しかし

・マーケティング
・広告
・集客

を学ぶ機会はほとんどありません。

そのため

「良い先生なのに生徒が集まらない」

ということが起こります。

③長く続けられる仕組みがない


ダンス業界には

キャリアモデル

が少ないです。

例えば

・30代
・40代

になったときに

「どう働くのか」

が見えにくい。

これが

将来不安につながっています。

それでもダンスインストラクターを続ける人の共通点




生徒との関係がやりがいになる


ダンスインストラクターという仕事は、収入だけでは語れない部分があります。

例えば

・子どもがダンスを好きになる瞬間
・初めてステージに立つ生徒
・自信を持って踊る姿

こうした場面に立ち会える仕事でもあります。

これは他の仕事ではなかなか経験できません。

地域にダンス文化を作れる


特に地方では、インストラクターが

ダンス文化を作る存在になります。

スクールが一つできるだけで

・地域イベント
・発表会
・子どもの習い事

としてダンスが広がることもあります。

ダンスインストラクターが長く続けるために必要なこと


私が長く業界を見てきて思うのは、
ダンスインストラクターが長く続くかどうかは

個人の才能よりも仕組み

で決まるということです。

指導に集中できる環境


インストラクターは本来

教えること

に集中するべき仕事です。

しかし実際は

・集客
・会費管理
・事務作業
・スタジオ運営

などをすべて一人でやっているケースも多い。

これでは負担が大きすぎます。

スクールとしての仕組み


長く続いているインストラクターは

・集客の仕組み
・事務などの運営サポート
・コミュニティ

こうした環境を持っています。

これがあると

指導に集中できる

ようになります。

ダンスインストラクターの働き方は少しずつ変わってきている


最近は、インストラクターの働き方も少しずつ変わってきています。

例えば

・スクール運営型
・地域密着型スクール
・オンライン集客

などです。

私たちが運営している
SHINY DANCE ACADEMYも、その一つの形です。

現在、全国に100校以上のスクールがあり、会員数も5,000名を超えています。

特徴としては

・会費の70%をインストラクターに還元
・集客や顧客管理は本部がサポート
・地方でも成功事例が多い

といった仕組みを作っています。

これは

ダンスインストラクターという仕事を
長く続けられる職業にしたい

という思いから作りました。

ダンスインストラクターは食べていけない仕事なのか


最後に、改めてこの問いに答えたいと思います。

「ダンスインストラクターは食べていけないのか?」

私は

そうとは思っていません。

ただし

・仕組みがない
・個人だけで戦う

この働き方だと難しいケースもあります。

ダンスインストラクターという仕事は、
まだまだ発展途中の業界です。

でも少しずつ

長く続けられる働き方

も生まれてきています。

もし今

「このままインストラクターを続けられるのだろうか」

と悩んでいるなら。

一人で抱え込まずに、
いろいろな働き方を知ってみることも大切だと思います。

ダンスインストラクターという仕事が、
もっと長く続けられる職業になるように。

そんな取り組みを、これからも続けていきたいと思っています。

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北島憲一朗
専門家

北島憲一朗(ダンス講師開業・自立支援)

一般社団法人ドリーマーズユニオン

長年のスポーツ教育と事業経験をもとに、集客・運営を仕組み化。北海道から沖縄まで全国100スクール以上を展開するノウハウを生かし、指導に専念できる環境と還元の制度で、ダンス講師の開業と自立を支援します

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