展示会場
「本物だけが持つ存在感」——この感覚を体で覚えたのは、宝石店で熟練の一級技能士による作品を間近で見続けた時間があったからです。
私はジュエリーの世界に入る前、東急ハンズでグラスリッツェンの講座を約20年間担当し、技術を磨きながら多くの生徒に伝える仕事をしていました。その経験が、私の「見る目」と「伝える力」の土台になっています。
1995年に有限会社ジュエリーサトウのデザイナーとして参画して以来、リフォーム中心だった時代から現在の沈金ジュエリーまで、お客さまの大切な宝石を預かり、新しい命を吹き込む仕事に向き合い続けてきました。全国の百貨店を飛び回り、何万枚もの広告を配布して集客していた時代の泥臭い経験も、今の私のものづくりの血肉になっています。
実績として特に誇りとしているのが、2012年の国際漆展・石川での入選です。「美と愛の女神 VENUS」と題した作品が国際的な評価を受けたことは、私の沈金ジュエリーが単なるアクセサリーではなく、芸術作品として認められたことを意味します。
また、公益社団法人日本ジュエリーデザイナー協会の正会員として、業界の信頼基準を満たしたデザイナーとして活動しています。現在もグラスリッツェン教室を開催し、培ってきた技術を次世代に伝える活動を続けています。
30年以上にわたって積み上げてきた実績と技術が、私の作品一点一点に宿っています。



