人間関係の“ありがた迷惑”をなくすコミュニケーションスキル・「収集」とは?【後編】
朝から子どもが何やらぐずっている。
子ども「ほいくえん、おやすみしたい…」
今日は妻も自分も外せない出勤日。
さあ、どうしよう?
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働くパパさんママさん、いつもお疲れ様です。
上の事例は先日のわが家の風景です。
よくあるシチュエーションだと思いますが、親も余裕がないと「頑張ろう!」みたいな根性論的な声かけで乗り切りたくなりますよね。特にお正月のような長期休みのあとは、「なんとしてでも登園してほしい」という気持ちが強くなります。
でも、その言葉は子どもの心に届いているのでしょうか?
今回のコラムはそんなお話になります。
ぜひ最後までお読みいただき、の朝の声かけの参考にしてみてください。
リアルなイメージが、脳を「経験済み」と錯覚させる
先ほど述べたようなシチュエーションでおすすめしたいのは「展望させる」関わり方。
そのまま「自分の未来を想起させる」テクニックです。
コーチングではビジュアライゼーション(視覚化)という名で表現されることもあります。
「目標を達成できたら、誰が一番に声をかけてくれるかな?」
「周りの人はどんな表情を浮かべていると思う?」
「そのとき、あなたの心はどんな感情で満たされていそう?」
実際のコーチングセッションでも、こんな問いかけを通して、行動した先の自分を想像してもらうことがあります。
このとき「五感」や「感情」を刺激する質問をするのがポイントです。
リアルなイメージをすればするほど私たちの脳は「実際に経験したことだ」と思い込み、成功への道筋を描き始めます。
一説によれば視覚野が刺激されることで、脳が錯覚するのだそう。
人の脳ってとっても不思議ですよね。
「できた!」を先取り体験。挑戦へのハードルがぐっと下がる理由
「展望」の最大の効果は、挑戦ハードルを下げられることです。
なぜなら、前述の通り、リアルで生々しい成功イメージを行うことで脳はすでに“成功”のリハーサルを終えた状態になっているから。心理的な不安が緩和されるので、ファーストステップを踏み出しやすくなるんです。
アスリートが実践している「イメージトレーニング」に近いかもしれません。
競泳の池江璃花子選手もイメージトレーニングを実践されているひとり。
池江選手は飛び込み台に立ってスタートする瞬間から、腕を掻く感覚、息遣い、さらには勝利インタビューを受けるまで細かくイメージされるそうです。
お母さんとの「ごっこ遊び」の延長線で始まったというこの習慣が、池江選手の心に成功体験を刷り込み、世界に挑む自信を与えてくれたのかもしれません。
記事の後編では、「展望」のさまざまな効果と、注意してほしい使い方について説明していきます。
次回もお楽しみに。
(後編に続きます)



