ご挨拶①
※この記事は後編になります。
ぜひ前編からお読みください。
「褒める」をぐっとこらえて、見守るという選択
子どもには周りの意見に流されず、自分の心に従える人になってほしいという思いから、私は自分の価値観を交えない“余白のあるコミュニケーション”を行っているところです。
余白のあるコミュニケーションとは、価値観や意見の押しつけではない、考える“余地”のある対話を意味しています。
例えば「評価」。
人は期待されると、つい応えたくなるもの。
加速すると相手の期待を叶えることが目的となり、「自分はどうしたい?」という視点が弱まっていきます。
参考記事:“評価しない”ことで生まれる信頼。「承認」4パターン
ところで、公文に通っている息子は、宿題をたびたび溜めてしまいます。
妻は促したり、手伝ったり、いろいろなやり方で応援しているのですが、それが功を奏したようです。息子が進んで宿題に取り組んだことがありました。
……本音を言えば褒めたい。
「すごいじゃん」「えらいじゃん」、言いたくなります。
でも、ぐっとこらえて、評価を交えない言葉を絞り出します。
「……自分からできるようになったんだね!」
「褒められたこと」=「自分の正解」にしてほしくないから、事実に対してのみリアクションを取ります。
でも、ちゃんと成長を認めたいから「ちゃんと見ていたよ」をしっかり伝える。
葛藤しながらも、そんなコミュニケーションを図っています。
息子の夢は「ポケモンマスター」。パパは“本気”で聞く。
自分の“幸せ”を見つけてありのままを生きるには、自分を知らなければなりません。
なかなか難しくて、大人でも「どうしたいか」より「どう見られたいか」を意識している方が多いように感じます。
「どうしたいか」を知るには、自分に問い掛け続けなければいけません。
親から子への質問が、その基盤になるのではと思っています。
ちなみに、息子の夢は「ポケモンマスター」です。
好奇心旺盛でしょっちゅう夢が変わるので、いつまで続くかわかりませんが(ひとつまえの夢はマリオカートの中の人でした)、私の関わり方は変わりません。
質問を通して、「自分との対話」を促します。
「どうしてポケモンマスターになりたいの?」
「どんなところが面白そう?」
「どうしたらなれると思う?」
問い掛けるたびに、息子は一生懸命考えます。
「……いっぱいゲームして、ポケモンのこと知らなきゃいけないと思う!」
「じゃあ、お父さんと一緒にポケモンのこと調べてみようか」
子どもの“好き”が見つかったら、親も本気で応える。考える。一緒にワクワクする。
「ああ、自分はこれをやってもいいんだ」
そう思わせてくれるやり取りは、かつての自分が欲していたもの。
自分の夢や理想をなぞらせるのではなく、隣で応援できる存在でありたいなと思います。
参考記事:問いかけひとつで相手の視野を広げる。4パターンの質問例付き
それでも「期待に応えなくていい」と伝えたい
ここまで「ありのままの自分を生きてほしい」という思いを綴ってきましたが、これはあくまで私の“願い”。
当然子どもが応える必要はなく、このコラムすら自己満足だなと思います(笑)。
ただ「君がどんな道を選んでも応援しているよ」というのを伝えるくらいは許してほしい。
だって「人生は、常に自分自身の選択で創られている」のだから。
まだこんな話しても難しいかぁ、どんな言葉を使うとわかってもらえるかなぁ。
そんなことを考えている父親のつぶやきでした。
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*子育てに正解はないとよく言われますが、だからこそ日々迷いながら歩んでいるのが実情です。
*同じように奮闘されている親御さんたちといつか経験や想いを共有できたらと思い、働くパパ向けコミュニケーションスクールを開講予定です。
こちらもぜひお楽しみに!



