“評価しない”ことで生まれる信頼。すぐに使える「承認」4パターン【後編】

山田皓貴

山田皓貴

テーマ:コミュニケーションTips

※この記事は後編になります。
前編の記事はこちらからお読みいただけます。→“評価しない”ことで生まれる信頼。「承認」4パターン【前編】

明日から使える「承認」の4パターン

馴染みのない「承認」ですが、コツをつかめば簡単です。
誰でもできる4つのパターンを用意しました。
ぜひ参考にして、自分なりの「承認」を増やしてみてください。

①存在承認(存在そのものへの気づき)

  • 名前を呼ぶ:「〇〇さん、おはようございます」
  • あいさつをする:短くてもOK。「おつかれさまです」など
  • 視線を合わせる:「見ているよ」が伝わる
  • 誕生日を覚えている:「もうすぐ誕生日だね!」
  • 以前話したことを覚えている:「釣り、最近行ってる?」

②行動承認(やったこと、やっていることをそのまま言語化)

  • 「いつも早く来ているね」「資料整理、終わったんだね」

※ 評価や主観を交えず、事実だけを伝える

③成果承認(達成したことへの気づき)

  • 「目標達成したね」「最後までやり抜いたね」

④成長承認(変化を伝える)

  • 「最近、会議での発言が増えたね」「先月より残業が減ったね」

まとめ

今回は、評価を含まない混じりけなしの「承認」の上に、人と人の素直な関わり方が生まれるというお話でした。

子どもなど、自分の判断基準に自信が持てない人にとってはなおさらです。
評価ありきで大人との関わりが始まってしまうと、「先生に反対されそうだから」「親をがっかりさせそうだから」と、評価を恐れて悩みを隠してしまうこともあるでしょう。
そのような関わりが、人の目を気にしてしまうことに繋がる気がします。

良いときも悪いときも変わらず、自分を認めてくれる。
そんなどっしりした信頼の土台の上にこそ、本音が積み重なっていくのではないでしょうか。

次回のTipsは「収集(目の前の人に関心を持つ)」をテーマにお届けします。
人を深く知り、対等な人間関係を築くために非常に効果的なステップです。

「部下の離職率を下げたい」
「子どものやる気を引き出す声掛けがわからない」


そんな悩みを抱える方に役立つヒントとなるはずなので、更新をチェックいただけるとうれしいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
このコラムが日々のコミュニケーションを見直すきっかけになればうれしいです!


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山田皓貴
専門家

山田皓貴(コーチング)

株式会社Hitofuri

目標達成や若手の定着などの課題解決に、コーチングマネジメント研修などを通したコミュニケーションの活性化を提案。実践までフォローする伴走型サポートを提供します。家庭での対話力を育むパパ向けプログラムも。

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