ご挨拶①
※この記事は後編になります。
前編の記事はこちらからお読みいただけます。→ご挨拶①
コーチングがあれば、コミュニケーションを意識的に扱うことができるようになる
現在は企業向けのビジネスコーチングを中心に、近年は教育機関で「児童の可能性を引き出すコミュニケーション」等のテーマで講演も行っています。
年齢・立場・職業を問わず、たくさんの方々を支援してきて感じたのは、
実はほとんどの人が自分のコミュニケーションを扱うこと(意識的に選択すること)ができていないということ、または内省ができていないということです。
例えば、子どもや同僚と話していてこんな風に感じたことはありませんか?
「なんかうまくいっていない気がする」
「伝わっているかな?」
「そもそも伝え方はあっているのかな?」
こういう違和感自体はあるあるだと思うのですが、そこから自分のコミュニケーションを見直したり、原因を探ったりする人はあまり多くないはずです。
考えたところで正解が見つからないでしょう。
これは仕方ないことなのです。
なぜなら、私たちは「コミュニケーションのしかた」をきちんと教わる機会がほとんどありませんでした。
まるで日本語を覚えるように自然習得できるものだとされ、体系的に学ぶチャンスに恵まれなかったのです。
本来、コミュニケーションは人との意思疎通や情報共有のための手段です。つまり目的があり、それに適した言葉や伝え方を選ぶべきだと私は考えています。
東京タワーに行くために、芝公園行きのバスに乗る。
東京タワーに行くために、とりあえず目の前のタクシーに乗る。
東京タワーに行くために、電車に乗る。
同じゴールでも、手段を選ぶことで到達速度はまったく違います。
何をもって手段を選択するのか?
その人の状況によって最適な手段が変わります。
速く行きたいのか?ゆっくり行きたいのか?景観を楽しみたいのか?安く行きたいのか?……
そもそも目的は何なのか?
これが一番重要です。
何のために東京タワーに行くのか?
考えてみると、もしかしたら東京タワーに行かなくてもよくなるかもしれません。
コミュニケーションも同じです。
相手は、どうなりたいのか?
何を望んでいるのか?
そのために、どんな意識・行動の変化を起こしたいと考えているのか?
目的、ゴールに対して、最適な言葉や姿勢を選ぶ――。
この選択の根拠となるのが、コーチングという対話型コミュニケーションでないかと思います。
ちなみに、コーチングの語源は「馬車」です。
目前の人が望む場所に送り届けること、それが馬車の役割です。
コラムで書いていきたいこと
これからコラムでは、日常・ビジネスで役立つ「コミュニケーションTips」
を発信していく予定です。
互いを尊重し合い、伝えたいことを伝え、関係性を育む対話を実現するためのヒント集です。
「この聞き方で、子どもは満足してくれただろうか?」
「この声かけで、部下はやる気を出してくれただろうか?」
そんなモヤモヤを取り払い、あらゆる立場の人と対等なコミュニケーションを実現する。
そんな対話の“土台”を一緒に育て、誰もが安心して言葉を交わせる関係づくりを目指していけたら嬉しいです。
次回から始まるコミュニケーションTips、初回テーマは「承認」です。
相手を認めるテクニックを磨き良好な関係性を築きましょう。
相手が生き生きと過ごせるようになれば、やる気や自発性アップなどの副産物も見込めます。
部下を持つマネジメント層から教育者、子育て中の親御さんにも生きるスキルだと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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