風、声のデザインルーム 基本 永久
詩吟の生徒さんは、まだお若いのですが良く考え勉強なさいます。
ご自分をよく観察なさってお出でのようにずっとかんじていました。
そこで、すこしの体験をして頂こうと思い、冥想{内観}をすすめてみました。
浅く尾てい骨がうかないように気をつけ、角度が45度の感覚になるように椅子に腰かけてもらい、
腿の上に手の平を置き、目は閉じながら心のなかを見て、その人と現実の自分が会話を
するようにもうしました。{自由に自由に}です。丹田呼吸を5分。尾てい骨のちからが湧きはじめましたので、
ここからは、吟ずる詩の黙読です。尾てい骨の力に自分を委ね微かな円運動がからだにわきはじめました。誘導いたす私も円運動が現れました。生徒さんのテーブルの上に吟ずる詩の書いてある紙を置き、
その紙と顔 距離の間に意識の集中です。ここまでくると、じっさいには声は出していなくても
どこからか高ーく響いて誰かの声がきこえたようにかんじます。
実際に詩吟を吟にて頂きましたら、想像していたような声表現、内容表現、節調表現が一体となってあらわれました。そしてなにより、吟じているときのお顔、姿がとても魅了的になったのです。声は天からくるように感じまして、ああ~やはりこれでいいのだなあ~と私はおもいました・
この様なレッスンができますと大変幸福感につつまれますね。
この方には、冥想が似合うと確信したしだいでした。