風、声のデザインルームあるピアニストの話
最初のDonde lieta usci al tuo grido~~の部分でⅮondeのnをしっかり鼻に響かせないと、deにアクセントがつきやすくなるので、このnの扱いは重要だなあと気がつきました。
そこで、フランス語の鼻母音に似た響きで発音してもらったところ、次のde
にはアクセントが付かず次のlietaのlieの部分も綺麗な発語と響きによって表現できた生徒さんは
大切なコンサートでこの曲を演奏するのです。
はじめよければおわりよし
ここが上手くいったので全体の声も表現もいいかなあ~と感じました。
ボエームと言うオペラの文庫本を読むと、その時代の習慣
政治 風俗などがよくわかり、このオペラの見方も変化して、大変面白いです。オペラでは悲劇なのに
原作はまるで喜劇に感じるぶぶんもあり、何だかシェイクスピアみたいに思ってしまうようです。
私自身、若いときにはこんな細かな重箱の隅をチクチクなんて全く頭に浮かびませんでしたが、
今の年になり色んな気付きに驚かされます。
楽しいですね