風声のデザインルームオペラの原作が出版されていたら!、
第4章
表現者として生きる
本音を歌うとは?
表現者として日々、発想にアンテナを掲げる生活を送っていますが、いくら面白い発想であっても
自分の思い{本音}が伴わなわなければその発想も空虚だた私は思います。
表現や発想は、あくまでも本音を伝えるための「方法」であって、「本音」ではないということ。
本音がなければ自分が存在していないと言っても過言ではないと私は感じます。
では、本音とは?
自分のインスピレーションを使って、それを体で表現できることこそが本音である。
人は言葉でいくらでも取り繕える生き物ですが、体{行動}から表現できるかどうかが
本音か嘘かを見極めるポイントのように私は感じます。
そして、本音からでてきた「表現」は相手に鳥肌を立たせ、涙をにじませます。
大金を手に入れる事よりも、このような感動を与えることができた瞬間こそが声楽をする人としての
大きな喜びであります。
表現者の体にマネーはいらない。
自然についてくるものだけで充分なのです。
自分の本音を、インスピレーションを通じて表現できた演奏会の帰り道は、給料日以上に
足取りが軽いのですよ。
表現者に大切なのは、お金より自分が自分であること。
そのために「本音」を出せる人であってほしいと常日頃から感じます。
私は「ついてくるもの」で充分なのです。
風、声のデザインルーム