瞑想ボイストレーニング MEDITATION VOICE TRAINING

堀野温代

堀野温代

テーマ:声、身体、流れ

第4章
         表現者として生きる
         生きざまと表現力

毎秒毎秒情報が流動しているという話を先ほどしましたが、根本的に私は時間の観念がそこまで
強くないと感じます。

レトロで無駄を含んだ生き方と表現すればいいでしょうか。

私は常日頃から、美術館、映画館、音楽会などによく足を運びます。

 パン屋さんでパンをじっくり見る時間を持ったりもします{不思議な行動すぎて、あまり人には話せません、、、、、、。}
 
 とにかくパン屋さんでパンをじっくりみます。


要するに外に出て、時間を気にせず、何かを見たり聞いたり感じたりすることにより、
「発想」は浮かんでくるものです。

必ず、自分自身の意思で自分の足を動かし、外に出てみてください。


「発想」の源はWEB上ではなく現実の地球上にあるのです。

近年、若者たちがスマホを持ち歩く姿をよく見かけます。

外にいるにもかかわらず、内側に内側に、、、、、

正直な話、その姿は非常に醜くみえます。


今後、表現の世界はどうなってしまうのか?と、ふと考えさせられる時もあります。


  「表現」という言葉はまだ生きているのか?

  それとも、すでに死んでいるのか?



あなたはどう思いますか?


私は後者に向かいつつあると思っています。

  だからこそ、この描写を残したいという思いから本書を執筆しています。


  表現者として生きる。



生き様こそが表現力ににじみでると思います。



今、この時代をあなたがどう感じ、そしてご自分の意思がどう働き、体がどう動くのか目を閉じて
考えてみてはいかがでしょうか?


答えは一つではありませんが、時間を忘れ、じっくり今を生きることにより、新な自分との
出合いにつながるかも知れません。

   私はいつも動いています。
   そして、新たな自分と出会い続け、表現しています。


この動きの表現と、声による歌を結びつけたり、話したりしているだけなんです。


                              風、声のデザインルーム

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堀野温代
専門家

堀野温代(「声」の指導者)

風・声のデザインルーム

イタリア留学と長年の研鑽、多数の舞台経験から、身体の使い方、呼吸法などを総合する「堀野式発声法」を確立。音大入試やオペラ団体への入団、声楽コンクール等で高い結果を出す生徒を多数輩出している。

堀野温代プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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