ああっ!でましたね!希望のような声が!

堀野温代

堀野温代

レッスンの様子をしたためさせていただきます。

半年ほど以前から、とても声が深くいい声になってきている方です。仏蘭西の歌曲に取り組んでからこうなり始めたのです。仏蘭西語といいますと、それはそれは難しいです。しかし、声楽の場合は?と疑問を持った時、私は、鼻のある部分に響きをあて、舌先の働きでなんとか克服できそうな感覚を得たのです。

それらを、生徒さんにアドヴァイスしましと、声が鼻声{何とも奥に引っ込んだ声}から解放されたのです。
このことを徹底的にやって居ましたら、他の生徒さんも含めみんな声がよくなりました。

きょうは、イタリア歌曲、仏蘭西歌曲、オペラアリアです。発声を30分以上行い、身体バランスをしっかりさせたところで、ヴォカリーズ。ゆっくりのフレーズとスタッカートを、、、

中間音の響きがとてもいいのです。フォーレにぴったり。次に、Tostiの歌曲。イタリア語とフランス語を混ぜ合わせたような発語をすると、両方の言語とも大変美しく発音でsきるようになります。

ここからアリア。アリアになったとたん、どこか構えてしまうのですね。顎の終わり部分を耳の付け根辺りまで引き上げ、顔筋肉の上に引き上げたまま、高音になったとき、上唇を上にはこんで声をだすように、生徒さんに近くにいって手伝いながら、声をだしたら、2Bが、、それもAs As B
とすすむ音型は至難の業なんですが、なんども試すうちに、これっ!アクートがでまして本人ビックリ。

1番大切なことは、アクートを、恐れない事。失敗を喜びの内の1つとして経験することだと思います。

上手くいかない経験がないと、何が良いのかも掴みにくいと思います。


生徒さんの成長を見るのは、大変嬉しい事ですね。

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堀野温代
専門家

堀野温代(「声」の指導者)

風・声のデザインルーム

イタリア留学と長年の研鑽、多数の舞台経験から、身体の使い方、呼吸法などを総合する「堀野式発声法」を確立。音大入試やオペラ団体への入団、声楽コンクール等で高い結果を出す生徒を多数輩出している。

堀野温代プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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