発表会に続き翌日のオペラ公演で思った事~

堀野温代

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9月15日生徒さん達のコンサートを催しました。ミニヨンといいます名曲喫茶ででございます。50人ほどが入れるレトロで上品な空間が好きでもう20回程使わせていただいております。控え室として使用させていただく部屋にはチェンバロがあり画廊にもなっているため落ち着いた雰囲気がとてもいい。
オペラアリアからお琴、詩吟までと色とりどり。私の立場は生徒さん達がどのように歌うか、それを10人以上聞いてから最後に私が歌うので相手と自分の狭間で中々鍛えられます。翌日は発表会で歌った生徒がオペラ本番でした。小さな団体なので裏方から主役までぜんぶ自分たちで行うのです。これも大変なことなんですね。オペラを見て感じた事があります。演技ができないと言うこと。イタリア語上演なんですが、アンサンブルで相手役が歌っていることに反応が見えないのです。なぜだろう?と考えました。きっと表面だけで聞いてイタリアごの習慣が解っていないので、相手の次は私が歌うんだ と言う事だけ気にするあまりないように対する体と顔の反応がないのね。文化も理解していないのね。だから棒立ちになってしまう。音楽はドラマが先。それが声を運んでくれるものなのです。だから私は体の柔軟性を言うのです。音楽は文化だ言う事をもっと意識するべきなんですね。まあそれでも皆さん一生懸命頑張っておいででした。音楽会はいろんなことを教えてくれ、気づかせてくれます。これからも沢山出かけようと思っています。

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堀野温代
専門家

堀野温代(「声」の指導者)

風・声のデザインルーム

イタリア留学と長年の研鑽、多数の舞台経験から、身体の使い方、呼吸法などを総合する「堀野式発声法」を確立。音大入試やオペラ団体への入団、声楽コンクール等で高い結果を出す生徒を多数輩出している。

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