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エコキュートを導入する前に確認すべきこと

古川雅純

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まずエコキュートとは、、、
空気の熱を利用してお湯を沸かす高効率な給湯システムです。
エアコンの室外機のようなヒートポンプにて高温の空気熱を作り、その熱を利用してお湯を沸かし、タンクに貯める仕組みです。
ガス給湯器と比較すると高効率な給湯システムのため、ガス代が多くかかるご家庭にとってはメリットが大きいです。

そんなエコキュートですが、導入する際に確認すべきことがあります。
①現在のガス代
②タンクの容量
③設置スペース
④太陽光発電の有無

①については、
ガス代があまりかかっていないご家庭にとっては経済効果を感じることができません。
目安としてはガス代平均6,000円/月以上がメリットを大きく感じられます。
そしてこれからガス代が増える傾向にあるご家庭がより効果的かと思います。

②についてですが、
エコキュートタンク本体には容量が決まっており、家族人数により選定を行います。
大は小を兼ねると言いますし、エコキュートは「学習機能」が付いておりますので、過去の使用湯量を学習した上で翌日の沸かすお湯の量を調整しております。
タンク容量が大きいからといって、毎日満タンまで沸かしているわけでは無いので、家族人数が増える傾向にある方は大きめを選んでも問題無いかと思います。
※「満タンモード」等では無く、学習機能付きのモード選択していることが条件になります。

③についてですが、
エコキュートはタンクにお湯を貯めることから設置スペースを要します。
多くのメーカーで角型と薄型タイプがありますが、搬入搬出を考えて選定しましょう。
今は隣の家が建っていないからといって敷地ギリギリまで設置してしまったことで、交換時期に困るお客様が多くいらっしゃいます。
近所関係にもよりますが、敷地を跨がせて頂かなくても対応できる設置スペースがベストと言えます。

④については、
エコキュートメーカーにより「ソーラーモード」があります。
太陽光発電システムでの売電単価が安い場合は発電している時間帯でお湯を沸かすことで電気代削減にも繋がります。
そのため「ソーラーモード」等の機能付きエコキュートがおすすめになります。
また「ソーラーモード」も毎日手動設定なのか、天気予報との自動連動(インターネット環境必須)なのかによって手軽さが異なります。
太陽光発電システム設置されている方でエコキュートも導入される方はよく吟味しましょう。
コロナのエコキュートはソーラーモードの細かいアプリ設定もでき、日中のお湯の沸き上げ量も多いことから太陽光発電システムとの相性はバッチリです。
但しエコキュートもピークでは1時間あたり1.5kWh~2kWh電力消費をしますので「その分の発電が見込めるのか?」太陽光発電システムの発電量も確認しましょう。

最後に、
エコキュート導入にあたり注意点としましては「水圧」です。
現在は高圧タイプのエコキュートが主流になり、昔のエコキュートのようにシャワー圧が弱いことも解消されておりますが、
ガス給湯器と比べると少し弱まります。※地域の水道圧にもよります。
使用していると慣れるレベルと言われますが、水圧重視の方や2階風呂の方は日立の「ナイアガラ出湯」など水道圧と同じシャワー圧のメーカーがおすすめになります。

エコキュートについてお困りごとがございましたらぜひお問い合わせください。

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古川雅純
専門家

古川雅純(太陽光発電・蓄電池活用のプランナー)

株式会社フューチャー・リレーション

国内外多数の太陽光パネルメーカーの中から、お客さまの屋根のサイズに合う太陽光パネルを選定し、発電量や電力の使用状況に沿った蓄電池やエコキュート®の選定も可能。さらにアフターフォローも充実。

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