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蓄電池システムは「今」なのか「もう少し先」なのか

古川雅純

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そもそも蓄電池システムとは、、、
簡単にいうと電気を貯めるバッテリー(電池)です。
太陽光発電システムで発電した電気のうち余った電力を貯めて、日が沈んだ後の時間などに蓄電池に貯めた電気を使い、電気代削減を行います。

蓄電池は今なのかもう少し先なのかについては当たり前ですが、ご家庭によって変わります。
大前提、日中に太陽光発電システムで発電した電気が蓄電池に回るだけ余っているのかは確認しましょう。

今後、蓄電池が安くなることや円安で高くなるなど色々な憶測もあるかと思います。
蓄電池が安いから買う、高いから買わないだけでは無く、その家庭にとっていつ必要なのか?
これを理解しておくことが大切です。

例えば、
現在、若いご夫婦2人で今後家族が増えるかもしれないし、増えないかもしれない場合ですと「家族が増えてから蓄電池導入」を考えても良いかと思います。
理由としては電気を多く使う家庭の方が蓄電池の経済効果が大きくなりやすいからです。
現在、太陽光発電で余った電力の売電単価は買う電気単価より安い傾向にあります。
そのため、売電するよりも貯めて使う方が効果的です。
多くの電力会社の電力プランでは電気使用量が多ければ多いほど電気単価も高くなります。(オール電化プランなどは例外)
そのため電力使用量が多い家が効果を得やすい傾向にありますし、停電時などの備えとしても小さい子供がいる家庭の方が重要性を感じやすいかと思います。
注意点としましては、のちのち蓄電池システムを入れれるシステムで構成しておくことです。
パワーコンディショナという変換器は太陽光発電システム専用のものと太陽光発電と蓄電池システム併用できるのもがあります。
太陽光発電システム専用のパワーコンディショナを設置してしまうと蓄電池システムを導入する際に太陽光発電専用のパワーコンディショナを捨てることになります。
そのため少し専門的ですが、太陽光パネルの枚数、系統、パワーコンディショナの選定は重要になります。

また、
今後、蓄電池システムが安くなることを見据えて現在は太陽光発電システムのみを導入して、売電単価が安くなる10年後に蓄電池システムを導入するパターンもあるかと思います。
ただここで注意すべきポイントがあります。
①10年後に子供は何歳でそこから家を巣立つ年齢を考えたら本当に10年後に必要そうですか。
②10年後に家の塗装や住宅ローン控除減税の終了、車の買い替えなどお金が嵩みやすい時期を考えた際に蓄電池システムが優先順位の上位に入りますか。
③地震や災害などで停電になると困る時期はいつですか。

上記を考えると早めの導入がおすすめのお客様も多くいらっしゃいます。

決して安い買い物では無いので生活リズムや今後の家族構成、その他商材のエコキュートやV2Hシステムなどいろいろな観点から考えて後悔しない商品選定をして頂ければと思います。

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古川雅純
専門家

古川雅純(太陽光発電・蓄電池活用のプランナー)

株式会社フューチャー・リレーション

国内外多数の太陽光パネルメーカーの中から、お客さまの屋根のサイズに合う太陽光パネルを選定し、発電量や電力の使用状況に沿った蓄電池やエコキュート®の選定も可能。さらにアフターフォローも充実。

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