アロマ(aroma)だけでなくハート(heart)も大切な理由
今や書籍をはじめネットで検索をすれば、さまざまな情報が簡単に手に入る便利な時代です。
エニアグラムに関しても、かなりの情報や知識を得ることが出来ますが、一方でその情報源に頼り過ぎて自分の性格タイプを「これだ!」「これに違いない」「これでありたい」と決めつけがちになりやすいこともあるようです。
エニアグラムを学ぶにあたり、先ずは「自分のタイプを知る」ところからスタートになります。
実はこれがなかなか厄介な作業でして、「自分の中で嫌に思っている部分」や「受け入れ難い自分」なども見ていかなければ本当の自分に出会えないことがあります。
最初に性格タイプ診断を行いますが、出たタイプの特徴において中には「これは自分にはないな」とか「これは違う」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
人は自分のことを「見たいように見て」「聞きたいように聞く」のがほとんどですからね。
ワークショップでは、自分を理解し他者を理解するために作られた、さまざまな「ワーク」をすることで、自分自身の言葉で自分を語り、相手自身の言葉で相手の語りを見聞きしていきます。
そこには、言葉を発することで気づける自分があったり、他者の発言によって気づける自分がいたります。
「世の中にはそんな風に考えている人もいるんだ。」
「自分の考えがごくごく普通だと思っていたけど、どうやら違うみたい・・・」
または
「年齢も性別も全く違うけど、世の中には自分と同じ価値観や感覚をもっている人っているんだ(*'▽')」
こんなことが良く起きます。
また、絵を描くワークでは、言語化が難しい「非言語の世界観」の相互理解にもつながります。
言葉では表しにくい「ニュアンス」「程度」「レベル感」や、色の使い方、絵の配置、大きさなど…
そんなところからも自分と他者との違いがよく見えてきます。
自分の内面を探求し続けることで、少しずつ自分という人間が分かってきますし、それは他者と比較することでも如実に表れてくる場合が大きいです。
ワークショップで繰り広げられる「各タイプが語る生の声やその態度」は書籍ではなかなか得られないですね。
かくいう私も、最初に書籍で読んだ時に出たタイプと、その後ワークショップに参加し、多くの方と話し、また話を聞き、自分の中での内省を繰り返す中で、自分のタイプが二転三転した後、ようやく「本来の自分の動機=性格タイプ」を受け入れられるようになりました。
エニアグラムではタ自分のタイプが分かったら終わりではなく、実はタイプごとにある【自己成長するための課題】が浮き彫りになってきます。
ついつい【やってしまう】【言ってしまう】相手に悪い影響を与えかねない口癖に気づいて止まれるか。
または逆に【やらなさ過ぎること】に気づいて行動を起こせるか。
こんなことも大切な学びです。
書籍やネット情報では得られにくい「各タイプの生の声」が聴けるワークショップ。
これこそ、自己成長とコミュニケーションの人間学だと私は思っております。




