採用動画の撮影テクニック|中小企業が成功するブランディングと自社内動画制作法

齋藤行成

齋藤行成

テーマ:ブランデイング動画の撮影テクニック講座

採用動画の撮影テクニック



採用で自社の魅力を伝えるには、見た目だけでなく撮影テクニックも重要です。
この記事では、アングル」選びのコツを中心に、採用に強いブランディング動画制作のポイントを解説します。

採用動画で印象が決まる理由

企業が採用で最初に発信するのは求人サイトとその動画です。求職者が最初に会社を知る大切な入口です。
そこで与える第一印象は、想像以上に大きな影響を持ちます。
映像の内容も大切ですが、画面から受ける印象として明るさは重要です。

実は撮影の際の「カメラアングル」は会社の雰囲気や信頼感を左右する要素です。
例えば、同じ社長インタビューでも、カメラの位置が少し変わるだけで印象はガラリと変わります。
その違いを理解して選択することが、採用動画の効果を最大化する第一歩です。

アングルが与える心理的効果

映像には大きく分けて3つの基本アングルがあります。
1ハイアングル(見下ろす位置)
 被写体をやや上から撮影します。柔らかく、親しみやすい印象を与えたい時に有効。社員紹介やオフィスの雰囲気を見せる場面に向いています。

2ローアングル(見上げる位置)
 被写体を下から見上げるように撮影します。力強さや存在感を強調し、リーダーシップを感じさせる演出が可能。経営者やプロジェクトリーダーの紹介に効果的です。

3アイレベル(目の高さ)
 最も自然で落ち着いた印象を与えます。面接や対話の場をイメージさせ、誠実さや信頼感を伝えるのに最適です。
採用動画では、この3つを状況やターゲットに合わせて使い分けることで、視聴者の共感や好感度を高められます。

被写体と背景のバランスを考える
アングルを決める際は、人物だけでなく背景も意識することが大切です。

例えば、オフィスの雰囲気を見せたい場合は、人物の背後に社内の様子が映る位置を選びます。
逆に、集中して話を聞かせたい場合は、背景をシンプルにして人物の表情を際立たせます。
また、空や自然光を背景にすると爽やかさや開放感を演出できますが、逆光で顔が暗くなる場合があるため照明調整が必要です。

アングル

撮影現場での工夫

 動きのあるカットを混ぜる
  固定カメラだけでなく、パン(左右の動き)やドリー(前後の移動)を取り入れると映像に躍動感が出ます。
 複数アングルで撮る
  同じシーンでも別角度を用意しておくと、編集時にテンポの良いカット割りが可能になります。
 光と音を整える
  明るさが不足すると暗い印象になり、音声が不明瞭だと視聴離脱につながります。照明とマイクの準備は必須です。

アングルだけでない「印象作り」の要素

アングルは大切ですが、それだけで映像の印象は完成しません。

ブランディング動画として採用動画を制作する場合、以下も重要です。
 コンセプトの明確化
  「何を伝えたいか」「どんな人材に響かせたいか」を事前に言語化します。
 ストーリー性のある構成
  企業理念や日常の仕事風景、先輩社員の声を組み合わせることで、会社の魅力が伝わります。
 映像と音の統一感
  BGMやナレーションも映像の印象に直結します。場面に合った音を選び、音量バランスを整えることが必要です。

まとめ:印象と共感を引き出す採用動画

採用動画は、会社の「らしさ」を映像で伝える重要なツールです。
アングルを意識することで、映像が与える心理的効果をコントロールでき、求職者に与える印象を最適化できます。
さらに、ブランディングの視点で制作すれば、単なる求人動画ではなく、会社の価値や魅力を長く発信し続ける資産となります。

TMPのサポート
TMPでは、企業の“らしさ”を映像で伝えるブランディング動画制作や、採用・広報に直結するマーケティング動画制作受託を行っています。
ローアングルやハイアングルを効果的に使った撮影、音声・照明・編集まで、40年以上の経験でワンストップ対応。
「うちにも合うかな?」と感じたら、まずはお気軽にご相談ください。y-saito@tmp-tv.comオンライン打ち合わせも可能です。

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齋藤行成
専門家

齋藤行成(ブランディング動画・プロデューサー)

東京メディアプロデュース合同会社

40年以上テレビ番組制作に携わり、構成と演出で“伝わる動画”を手がけてきました。中小企業の採用・会社紹介動画を制作。低コストで高効果を実現します「まずは小さな動画から」企業に最適な動画活用を相談です。

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