採用・会社紹介・社内浸透に効く!ブランディング動画3タイプで「伝わる映像」の始め方

齋藤行成

齋藤行成

テーマ:ブランディング動画の種類と目的別の解説

採用・会社紹介・社内浸透に効く!ブランディング動画3タイプで


採用・会社紹介・理念共有の動画を「社内で作ってみよう」と思う企業は増えています。
しかし、ただ撮るだけでは思ったように伝わらないことも多いのが現実。
社内制作でも重要なのは「何を」「誰に」「どう伝えるか」の設計です。
40年以上映像制作に携わってきた立場から、社内制作を成功させるポイントをお伝えします。

集客・採用・認知拡大に効く!ブランディング動画の3つのタイプ

「動画は作ったけれど、効果がよくわからない…」

動画活用が当たり前になった今、SNSやYouTube、採用ページなどで映像を使う企業は増えています。
しかし、私が中小企業の経営者からよく聞くのはこんな声です。
  「せっかく作ったのに、あまり見られていない」
  「社員紹介動画を作ったが、応募が増えない」
  「社長メッセージを流しているけど、反応が薄い」
その原因の多くは、動画のタイプと目的が一致していないことです。
動画は「何のために作るのか」を明確にしないと、せっかくの制作費も時間も無駄になってしまいます。

ブランディング動画は大きく3タイプ

私が提案しているのは、ブランディング動画を目的別に3つに分けて考える方法です。
それが以下の3タイプです。
1 アウターブランディング動画(集客・認知拡大向け)
2 インナーブランディング動画(社内浸透・採用定着向け)
3 採用ブランディング動画(求職者への魅力訴求)

1. アウターブランディング動画(集客・認知拡大向け)
1. アウターブランディング動画(集客・認知拡大向け)
目的:まだ接点のない人に企業の存在と魅力を知ってもらうこと。
特徴は、「知らない人でも見たくなる」仕掛けを入れること。
広告動画、YouTubeチャンネル用映像、展示会用映像などがこれにあたります。

活用例
  SNS短尺動画:15~60秒でインパクト重視、興味を持たせる
  展示会ループ動画:来場者が足を止めるビジュアルとストーリー
  企業ストーリー動画:創業の想いや理念を物語として描く
ポイント
  広く拡散される前提で作る
  「企業名+○○」で検索されるきっかけをつくる
  説明よりも感情に訴える映像構成にする

2. インナーブランディング動画(社内浸透・採用定着向け)

目的:社員や関係者に、企業理念や価値観を浸透させること。
社長の想いや経営方針、行動指針などを動画にして繰り返し見てもらうことで、
社内の方向性を統一し、行動の基準を共有できます。

活用例
  理念共有動画:入社時研修や定例会で上映
  社長メッセージ動画:年始・期初など節目に発信
  事例共有動画:成功事例や顧客の声を社員に共有
ポイント
  撮影は現場や日常を入れ、リアリティを出す
  全社員が同じ温度感で理解できる内容にする
  社員の声も入れて双方向性を持たせる

3. 採用ブランディング動画(求職者への魅力訴求)

目的:応募者に会社の雰囲気や働く魅力を伝え、応募意欲を高めること。 求人票やWebページだけでは伝わらない「人と職場の空気感」を映像で可視化します。

活用例

  1日密着ドキュメント:新人や若手社員の1日を追う
  社員インタビュー動画:入社理由ややりがいを語る
  職場ツアー動画:オフィスや工場を案内
ポイント
  求職者目線で不安を解消する内容にする
  実際の社員の声を中心に構成する
  求人媒体やSNSでの二次利用を想定して制作する

制作前に必ずやるべきこと
どのタイプの動画でも共通して重要なのは、制作前に「目的」と「ターゲット」を明確化することです。
1 誰に見てもらう動画か(顧客/社員/求職者)
2 見た後にどんな行動をしてほしいか(購入/応募/共有)
3 どこで流すか(SNS/社内/展示会/採用ページ)

社内制作のメリットと落とし穴

社内で動画制作を行う最大のメリットは、スピード・コスト・柔軟性です。
外注に比べて社内調整がしやすく、撮りたい時にすぐ撮れる点は大きな強みです。

しかし、ここに落とし穴もあります。
「とりあえず撮って編集した動画」が完成しても、視聴者に響かないケースは少なくありません。 それは、“作れる”ことと“伝わる”ことは別物だからです。

伝わる動画には「戦略」が必要
社内制作で見落とされがちなのが、戦略設計です。
映像を作る前に、最低限この3つを決めておきましょう。

1誰に見てもらうか(ターゲット)
2何を伝えるのか(メッセージ)
3どうやって伝えるのか(表現方法)
この設計がないまま進めると、完成した映像は「何を言いたいのか分からない」という結果になりがちです。

TMPが見てきた社内制作のつまずき
私たちはこれまで数多くの企業動画を見てきましたが、社内制作でよくあるのが次のパターンです。
 社員インタビューを撮ったが声が小さく、内容が伝わらない
 映像の色や音量がバラバラで視聴に集中できない
 想いはあるが編集構成にまとまりがない
こうした課題は、基礎的な撮影・編集スキルと構成の考え方を学べば改善できます。

社内制作を成功させるためのサポート

TMPでは、企業内で動画を作りたい方向けに、次のようなサポートを行っています。
 動画制作の基礎講座(構成・撮影・編集のポイント)
 出張撮影指導(現場でカメラ・音声・照明をレクチャー)
 演出・絵コンテ作成のアドバイス
 既存動画のフィードバックと改善提案
現場経験40年以上のノウハウをもとに、社内スタッフだけでは難しい部分を伴走型で支援します。

TMPのサポート
TMPは、企業の“らしさ”を映像で伝えるブランディング動画制作や、販売促進に直結するマーケティング動画制作受託を行っています。
40年以上の経験で、企画から撮影・編集までワンストップ対応可能です。
「うちにも合うかな?」と思ったら、ぜひお気軽にご相談ください。y-saito@tmp-tv.comオンライン打ち合わせも可能です。

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齋藤行成
専門家

齋藤行成(ブランディング動画・プロデューサー)

東京メディアプロデュース合同会社

40年以上テレビ番組制作に携わり、構成と演出で“伝わる動画”を手がけてきました。中小企業の採用・会社紹介動画を制作。低コストで高効果を実現します「まずは小さな動画から」企業に最適な動画活用を相談です。

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