孫に贈与、ただ介護費用も心配
こんにちは。ファイナンシャルプランナーで行政書士の河村修一です。
ファイナンシャルプランナーへのご相談 介護とお金
高齢単身者の財産管理から後見、死後事務委任等
法人の方 創業融資・銀行融資などの資金繰りサポート
介護者の家計見直しプログラムでは、介護者の家計の見直しに取り組んでいます。
「親の介護費用の負担」と「介護者自身の将来のお金の不安」があります。さらに親の介護はいつまで続くか分かりません。
このような状況下でも「親の介護費用」と「介護者自身の将来のお金の準備(老後資金等)」を両立する必要があります。
この漠然とした不安を少しでも緩和するためには、今後のライフイベント(親も含めた)にかかる費用を「可視化」することです。そのための第一歩は、現状把握です。
親の収支
- 親の年金収入
- その他の収入
- 介護サービス費で利用している金額(自己負担分)
- 介護サービス以外に係る金額(税金、保険料、医療費、薬代等)
介護者自身の収支
- 介護者自身の給与収入等
- 基本生活費
- 住居費
- 保険料
- その他の支出等
まずは、労力があまりかからない年間収支(主な出費)から始めてみてはどうでしょうか。上記の情報をもとに、以下のような手順で行ってみましょう。
- 年間収支や預貯金等の流動性のある資産をもとに「キャッシュフロー表」の作成
- 「キャッシュフロー表」を分析する
- その結果から原因を把握する
その結果
- 親の介護費用が重い
- 貯蓄ができていない
- 介護者自身の老後資金が準備できない
- 日常の生活費が厳しい等
年間収支がマイナスになっている人は見直しが必要です。マイナスの場合、一般的に、収入を増やすより支出を減らす方が簡単なので、支出の見直しを行いましょう。例えば、通信費や生命保険の見直しです。食費や趣味などを真っ先に削減するのはお勧めできません(過度な場合は除く)。また、親の介護費用が重い場合は、ケアマネジャーに相談して予算内で利用できる方法を検討しましょう。例えば、軽減出来るサービス(例えば、高額介護サービス費、自治体の軽減制度、医療控除等)もありますので該当する場合は積極的に利用しましょう。
なお、貯蓄力をつけるには、1カ月単位で3ヶ月~6ヵ月くらいを目途に家計簿をつけてみましょう。記録をすることで、自然と貯蓄力は身につくでしょう。ただ、家計管理はダイエットと同じで挫折してしまう人も多いです。当事務所では伴走型サポートを行っていますのでご興味があれば家計見直しプログラムをご参照ください。