徳島での離婚調停について
徳島での離婚調停のことを知りたい(調停の進み方編)
前回は,『徳島での離婚調停』について,申立ての手続きまで,ご説明いたしました。
今回は,徳島の家庭裁判所で,どのように離婚調停が進んでいくのか,お話ししたいと思います。
裁判所で受付を済ませる
まず,調停が行われる家庭裁判所に行きます(調停の10分前ぐらいには行きましょう。)。
徳島家庭裁判所は,ここにあります。
徳島家庭裁判所の場合,離婚調停の受け付けは,裁判所正面入口を入って,廊下を左に曲がった先にある
『家裁書記官室』 になります。
その他の徳島家庭裁判所の各支部(阿南,美馬等)は,裁判所入口を入ってすぐ近くにある部屋で受付を済ませましょう。
具体的には,『今日の9時半から離婚調停の○○(名前)です』といえば,待合室に案内してくれます。
その際,徳島家裁であれば,調停室の部屋番号が書かれたプレートが渡されます。
なお,調停の服装についてですが,普段着で何ら問題ありません。
無理してスーツなどを着て行く必要はありません。
調停が始まるまで
待合室に入り,時間が来るまで待っていると,調停委員さんが,『10号調停室の方』というような形で,呼んでくれますので,お手持ちのプレートの番号が呼ばれましたら,調停委員さんの後に続いて,調停室へ入室ください。
なお,調停室に入れるのは,原則,本人と代理人の弁護士のみです。ご両親などの付添いの方は,入室できません。
調停室は,細長い部屋で,真ん中に細長い机が置かれています。調停室は,ドラマで見るような法廷とは異なりますので,緊張する必要などありません。
調停室には,男女1人ずつ,調停委員という方がいます。裁判官は,多忙のため,通常,顔を見る機会は,調停の話がまとまった時ぐらいしかありません。
親権等についての争いが予想される場合には,調停委員の2人に加え,調査官という方も同席される場合があります。
何を聞かれるの?
まず初めに,調停委員さんから,『調停とは話し合いの場であって…』というような調停に関する説明があります。
その後,別居や離婚に至る経緯,離婚の原因等の質問がなされます。
要領よく,答えられるよう,メモ等を持参されるのもよいと思います。
そして,1回30分程度,調停委員さんは,あなたから事情を聴くこととなります。
話した後は,待つ
ひととおり話をしたら,今度は,先ほどの待合室に戻り,30分程度,待たなければなりません。調停委員さんが,相手方から話を聞くためです。
ちなみに,相手方とは待合室が別で,同じ待合室で顔を合わせることは通常ありません。
また,話自体は,双方それぞれ個別に聞きますので,相手方と面と向かって議論などをすることはありません。
そして,相手方からの話を聞き終えたら,今度は,あなたが調停室に呼ばれ,相手方の意見を踏まえ,話を進めていきます。
いつ終わるの?
調停はいつ終わるのか?よくある質問ですが,1回で終わることもあれば,1年かかることもあります。何回までというような回数制限はありません。
ちなみに,1回の調停は,午前から始まる調停はお昼までに,午後から始まる調停は夕方までに終わります。
この時間内で,先ほどのような話合いを何度も繰り返し行います。時間内に話がまとまらなければ,1か月後にもう1回調停をするというような形で進んでいきます。
最後に
調停は話し合いの場です。あなたと相手方の意見が一致しなければ,調停は成立しません。
したがって,自分の意見を押し付けるだけではなく,あなたが譲歩しなければならない場合もあります。
何を請求し,何を譲歩するのか等は,やはり法的な視点が重要となります。
したがって,このあたりの点で疑問があれば,弁護士に相談したほうがよいと思います。
なお,当事務所では,離婚問題に関し,初回のみ無料相談を行っていますので,お気軽に,ご相談にいらしてください。
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