「してもいい」と「できる」とは違う
行政書士が業務を行ったときに受ける報酬額については、行政書士各々が自由に定め、事務所の見やすい場所に提示することになっています。
この報酬額の設定については多種多様な業務があることから、私も頭の痛いところです。
よく受任する業務やメジャーな業務については「この業務についてはいくら」というものが大体分かっていますが、初めて受任する業務やマイナーな業務については、作成する書類の数や種類、難易度等も未知数であるため、悩むことが多いです。
「国民の権利利益の実現に資する」目的で、官公署提出書類・権利義務・事実証明に関する書類を作成するという業務の性格上、依頼内容に沿った確実な業務の完了が求められることから「安かろう悪かろう」にならないように「値下げして仕事を取る」ことは考えておらず、それよりもご依頼頂いた業務を責任感を持って、誠実、正確、スピーディーに完了することを心掛けております。
「報酬が労力と比較して適正であるか」
「業務として成立する報酬額であるか」私もこの仕事でで家族を養っているので(笑)
「他の事務所と比較してどうか」
「見積と請求額に大幅な差がでないか」
等を考慮して報酬額を設定しています。
5年に一度実施されている報酬額統計調査や他事務所の報酬等を参考にすることが多いです。