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どんな塗料を選べばよいか迷います?

大野博史

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テーマ:塗料について

今年は節分が2月2日でしたね。
節分の日は地球の公転周期と暦のズレを修正するために毎年同じ日になるとは限らないんですね。

知らなかった 汗 てか、気にしたことがなかった(笑)

さて、今回は塗料について簡単に書きたいと思います。
塗料ってどれも同じじゃないのと思ってる人も多いかも知れませんが、
実は沢山の種類があるんです。

一部の例外はありますが主に樹脂の種類によって耐候性に違いがでます。
主な樹脂にはアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素などがありますが一般的にはフッ素が一番耐候性が長く次いでシリコンという順番になります。
通常はアクリル塗料で5年~7年程度(ピュアアクリルなど例外あり)ウレタン塗料で7年~10年程度、シリコン塗料で8年~12年程度、フッ素塗料で15年以上となります。

次に油性塗料、水性塗料の分類です。
こちらは全ての樹脂に油性と水性が存在しますが塗布面の材質や建物の構造などで使い分けします。

その他に1液タイプ(自然硬化型)2液タイプ(硬化促進型)などの分類がありますが一般的には2液型の方が丈夫な塗膜を形成すると言われています。

次に近年話題のラジカル制御型塗料ですがラジカル制御型は樹脂のグレードではありません!
ラジカル制御型とは顔料の技術でラジカル(劣化因子)を制御する事に着目した塗料の事をラジカル制御型と言います。
白色顔料(酸化チタン)が紫外線などの外的要因を受ける事で発生するラジカルに対して酸化チタンにコーティングを加えた高耐候酸化チタンを使用し紫外線吸収剤(UVA)光安定剤(HALS)などでラジカルの発生を制御しラジカルによる樹脂の破壊を遅らせる技術の事をラジカル制御と言います。
樹脂とは関係の無い部分の技術となりますので樹脂のグレードに関係なく組み込む事が可能となります。


ラジカル制御技術は塗料の耐候性に大きく影響するものですので個人的にもお勧めの塗料となります(3年~5年程度の耐候性の延長が期待出来ます)

2012年に日本ペイントから発売されたパーフェクトシリーズがラジカル制御型塗料の先駆けです樹脂はアクリルを使用していますが、
期待耐候12年(カタログスペック)とラジカル制御型の性能の良さがうかがえます。

煌工房でも数多くのラジカル制御型塗料を取り扱いしておりますのでお気軽にお問い合わせください。

最後に高性能塗料は各メーカーから数多く発売されていますが、
塗料は半製品ですので完成品にさせる為の施工技術が大きく影響することを大前提に塗料選び業者選びをすることをお勧めします。

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大野博史
専門家

大野博史(屋根・外壁塗装)

株式会社煌工房(きらめきこうぼう)

腕利きの職人技が光る一流の仕事で、高い仕上がりの外壁塗装を良心価格で提供。また、手厚いアフターフォローで住宅全般のお困りごとを末永くサポート。エクステリア工事、リフォーム全般を承っている。

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