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皆さんこんにちは。
起業して早23年…これまでを振り返りながら、一般的な仕事内容とは違う、ちょっと変わった仕事に携わったことを少し思い返していました。
事件簿
そしてこれらは、総じて事件簿と言えるものでした。
・浮気の証拠画像の解析。
・不倫疑惑・嫉妬の仲介〜書面による和解。
・監視カメラ映像から、透明人間のような空き巣の痕跡を調査。
・ある団体の組織的な個人情報不正収集の発見と証拠提出。
・核施設のデータ救出。
どれもヤバそうなもので、守秘義務の有無に関わらず、倫理的に詳しく書けないものが多く含まれます。
人生の分岐点?
実は起業間もない頃、前職で警察の仕事に携わっていた関係からか、サイバー犯罪対策室が設立される際に警察の方から好待遇でお誘いを受けました。
ですが、既に背水の陣で700万円の身銭を切って始めた事業だったこともあり、とても興味はあったものの臨時ならともかく、フルタイムというのは非常に難しかったので、その道には進めませんでした。
これも、今とはまた違った人生の、ひとつの分岐点だったのかも知れませんが、どちらが良かったのかは終わってみないと分りません。
未知との遭遇~変人たる所以?
それはともかく、、、自分で言うのもアレですが、私は少し変わっているので、変わった案件が入ると「未知との遭遇」な感じがしてワクワクします。
そのうち年齢を重ねて保守的になっていくのでは?と思っていましたが、変わった案件への取り組みに対しては、今でもあまり変わっていないようです。
これに関しては、経営者としては合理性に欠ける部分かも知れませんが、そういう楽しみも無いと自分で起業した意味もないですよね?(笑)
ですが、一見すると非合理のものでも、いざ遠回りして戻った時に、「新しい発見」や「携わって得た経験」そしてその中に垣間見れた「本質」は、どれもとても興味深く貴重な体験をすることがあります。
どこかの誰かに踊らされているような、経済のみの追及だけではなく、人間本来の好奇心を喚起したり満たしたりすることで、また違った角度からの視点や見方も出来るようになるのではないでしょうか?
少年時代
それとこれは事件とは全く関係ありませんが、近年では少し珍しい内容の依頼もありました。
今から約35、6年ほど前のNECの製品で、年代物のマイコン修理の問い合わせがあり、一般的にはどこも受けない内容だと思いましたが、その昔マイコン少年だった私は興味が湧きました。
ところで、若い方はマイコン自体分からないかも知れませんが、パソコンより以前に存在した電子機器で、マイコンピューターを略してマイコンと称しました。
意味は、個人でも所有できるようになった初のコンピューターとして、このネーミングが使われていたと記憶しています。
思い返せば、少年時代にマイコンとBASIC言語のプログラムに触れて以来、その後の人生が決まったようなものなので、今でも感慨深く、懐かしさも相まってこの仕事を受けた次第です。
このような経緯があったため、修理して直ったときの喜びは、まるで我が子の病が治ったような感覚で、喜びもひとしおでした。(^-^
実は私もSHARPのマイコンを1台持っています。
子供の頃に憧れだった製品で、当時はとても高価だったため親に買ってもらえず、大人になってから中古で3万数千円で買いました。
だけど、、、消耗部品が手に入らず、まともに動かせないまま倉庫で眠っています。(-_-;)
このようなコラムが、少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。