第7話:仲人視点で語る「成功するプロポーズ」の段取り

鈴木大樹

鈴木大樹

テーマ:「仲人が教える、婚活のリアル」



真剣交際を経て、「この人と結婚したい」という気持ちが固まったとき、次のステップがプロポーズです。結婚相談所での婚活においても、プロポーズは必ず行うものです。「お互い結婚前提でいるんだから、改まって言わなくていいのでは」と思う方もいますが、女性にとってプロポーズは特別な意味を持つ大切な節目です。言葉でけじめをつけることが、ふたりの新しいスタートになります。
このコラムでは、結婚相談所でのプロポーズに特有の流れと、成功させるための段取りを順を追ってお伝えします。

結婚相談所での「成婚」とはプロポーズのこと

まず知っておきたいのが、結婚相談所における「成婚」の定義です。多くの相談所では、プロポーズが成立し双方が婚約に合意した時点を「成婚」と定義しています。成婚が成立すると、成婚料を支払い、相談所を退会する流れになります。
つまり、プロポーズは婚活のゴールであると同時に、相談所との関係を締めくくる節目でもあります。

プロポーズまでのタイミング

結婚相談所での婚活では、一般的な恋愛と比べてプロポーズまでの期間が短いのが特徴です。真剣交際に入ってから2〜3ヶ月以内がプロポーズの目安とされており、お見合いからの全期間で見ると3〜6ヶ月程度が一般的です。
ただし、「早ければいい」というわけではありません。以下の状態が整っているかどうかが、プロポーズのタイミングを見極める基準になります。

第6話でお伝えした価値観の主要テーマについて、ひと通り話し合えている
・お互いの家族への紹介について、ふたりで話し合えている
・相手が結婚に前向きな気持ちでいると確認できている

特に3つ目の「相手の気持ちの確認」は、プロポーズ前に欠かせないステップです。

成功するプロポーズの4ステップ

ステップ① 担当カウンセラーに相談する

気持ちが固まったら、まず担当カウンセラーに「プロポーズを考えている」と伝えましょう。これはプロポーズ前の最も重要なステップです。
カウンセラーを通じてお相手のカウンセラーに連絡し、相手の結婚への意思やプロポーズのシチュエーションの好みを事前にヒアリングしてもらうことができます。「どんな場所でプロポーズされたいか」「指輪に対する考え方はどうか」といった情報を、相手に悟られないよう確認してもらえるのは、結婚相談所ならではのサポートです。
相手の気持ちと好みを把握した上でプロポーズに臨めるため、サプライズで失敗するリスクを大幅に減らすことができます。

ステップ② 婚約指輪をどうするか決める

プロポーズに婚約指輪を用意するかどうかは、相手の価値観によって大きく異なります。指輪を重視する方もいれば、「一緒に選びたい」「指輪よりも旅行にお金をかけたい」という方もいます。
カウンセラーを通じて相手の意向をあらかじめ確認しておくことが、ここでも有効です。指輪を用意する場合は、セミオーダーで1ヶ月、フルオーダーで2〜3ヶ月かかることを念頭に、プロポーズの日から逆算して早めに動き始めましょう。

ステップ③ 場所・シチュエーションを決める

プロポーズの場所は、相手の性格や好みに合わせて選ぶことが大切です。「人前は苦手」「落ち着いた場所がいい」という方には、個室のあるレストランやホテルの部屋が向いています。「特別感のある演出が好き」という方には、夜景の見えるレストランや思い出の場所なども選択肢になります。
一つ意識してほしいのは、「自分がしたいプロポーズ」ではなく「相手が喜ぶプロポーズ」を優先するということです。ここで第6話の価値観の確認が活きてきます。
なお、大勢の前でのサプライズプロポーズは、注目されることが苦手な方には強いプレッシャーになることがあります。相手の性格をよく考えた上で判断しましょう。

ステップ④ 言葉を準備する

プロポーズで最も大切なのは、言葉です。特別なセリフを用意する必要はありませんが、「結婚してください」という意思をはっきりと言葉で伝えることが大前提です。
加えて、「なぜこの人と結婚したいのか」という気持ちを添えると、相手の心に残るプロポーズになります。たとえば「一緒にいると自然体でいられる」「あなたと過ごす時間が一番落ち着く」といった、その人だからこそ感じる言葉は、どんな演出よりも伝わります。
言葉に自信がない場合は、事前に紙に書いて整理しておくのも一つの方法です。実際に、気持ちを手紙にしたためてプロポーズされた方もいました。口で伝えることが苦手でも、手紙であれば自分の言葉を丁寧に届けることができます。「話すのが得意ではない」という方にとって、手紙は誠実さを伝える有効な手段の一つです。

親への挨拶はプロポーズの前か後か

プロポーズと親への挨拶、どちらを先にすべきかは状況によって異なります。
一般的には、プロポーズを先に行い、相手から承諾を得てから双方の親への挨拶に進む流れが多いです。ただし、相手の家庭によっては「先に挨拶してほしい」という考えを持つ親御さんもいます。
真剣交際が進んだ段階で「ふたりの親への紹介や挨拶をどう考えているか」を相手と話し合っておくことで、後になって慌てずに済みます。担当カウンセラーに相談すれば、一般的なケースや注意点についてアドバイスをもらえます。

プロポーズで避けたいこと

曖昧な表現で終わらせる

「一緒にいたい」「ずっとそばにいてほしい」という言葉は気持ちが伝わりますが、プロポーズとしては不十分です。「結婚してください」という言葉をきちんと口にすることが、相手への誠実さにつながります。

相手の気持ちを確認せずにサプライズで行う

気持ちの確認なしにサプライズでプロポーズすることは、相手が心の準備できていない場合、その場の戸惑いから返事が出にくくなることがあります。結婚相談所では担当カウンセラーを通じた事前確認ができる仕組みがあるため、積極的に活用しましょう。

タイミングを先送りにしすぎる

「もう少し確信が持ててから」と先送りを続けると、相談所の活動期限に追われる形になったり、相手が不安を感じ始めることがあります。価値観の確認ができており、一緒にいたいという気持ちがあるなら、勇気を持って踏み出すことが大切です。

まとめ

結婚相談所でのプロポーズは、準備と段取りが成功のカギです。

・プロポーズ前に担当カウンセラーへ相談し、相手の気持ちと好みを事前に確認する
・婚約指輪を用意する場合は、相手の意向を確認した上で早めに動く
・場所・シチュエーションは「相手が喜ぶ」を優先して選ぶ
・「結婚してください」という言葉を、その人への気持ちとともにきちんと伝える
・親への挨拶の順序はふたりで事前に話し合っておく

一般の恋愛と違い、相手の気持ちを事前に確認できる仕組みがある結婚相談所での婚活だからこそ、プロポーズは「準備されたサプライズ」として演出できます。担当カウンセラーを最大限に活用して、一生の記念になる日を迎えてください。

次回(第8話・最終回)は「プロポーズから成婚退会までのリアルな流れ」をお伝えします。

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鈴木大樹
専門家

鈴木大樹(結婚コンサルタント)

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20代から40代のサッカー好きの男性を中心に、お相手探しから、交際・成婚まで、懇切丁寧にサポート。心理学に基づいたカウンセリングやお見合いの事前練習、服装選び、会話術など、あらゆる角度から支えます。

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