第0話:【婚活は何から始める?】遠回りしないための「婚活ロードマップ」を結婚相談所のプロが公開

お見合いが終わったあと、「楽しかった」「感じの良い人だった」という感触があっても、仮交際につながらないことがあります。反対に、お見合いの場では特別うまく話せたわけでもないのに、交際に進むケースもあります。
お見合いから仮交際への繋がりやすさは、その場の盛り上がりだけで決まるものではありません。お見合い当日の振る舞い、終了後の返事のタイミング、仮交際に入ってからの最初のひとアクション。これら一つひとつの積み重ねが、次のステップへの道をひらきます。
このコラムでは、お見合いから仮交際への流れを、ルールとマナーを踏まえながら具体的にお伝えします。
まず知っておきたい「仮交際」とは何か
結婚相談所での交際は「仮交際」と「真剣交際」の2段階に分かれています。これは一般的な恋愛にはない、結婚相談所ならではの仕組みです。
仮交際とは、お見合いでお互いに「もう少し話してみたい」と感じた二人が、デートを重ねてお互いをよく知るための期間です。この段階では、複数の相手と同時に仮交際することが認められています。これは不誠実なのではなく、結婚相手として相応しい人を見極めるための、相談所が設けた合理的な仕組みです。
一方、真剣交際は1対1で行うもので、結婚を前提に交際を深める段階です。わかりやすく言うなら、仮交際を友人関係、真剣交際を恋人関係としてもいいかと思います。
お見合い当日までに心がけること
事前にプロフィールをよく読んでおく
お見合いは、初対面の場です。相手のプロフィールを事前によく読み込んでおくことで、会話の糸口が見つかりやすくなります。「プロフィールに〇〇と書かれていたのですが、どんなきっかけで始めたんですか?」という一言は、相手に「ちゃんと読んでくれていた」という好印象を与えます。
聞いてはいけないことを知っておく
お見合いの場で相手に聞いてはいけないことがいくつかあります。
・婚活期間や、これまでのお見合い人数
・結婚相談所に入会した理由
・過去の恋愛経験や交際歴
・現在、仮交際している相手の人数
これらは初対面の相手に踏み込みすぎる質問であり、相手に不快感を与えます。「気になって聞いただけ」でも、印象を大きく損なうことがあるので注意が必要です。
話すよりも「聞く」を意識する
自分のことを知ってもらいたいという気持ちはよくわかりますが、お見合いの場で一方的に話し続けると、「話を聞いてもらえない」という印象を相手に与えてしまいます。割合として自分の話は3~4に対して、相手の話は6~7ぐらいのバランスを意識するといいでしょう。
相手の話に興味を持ち、丁寧に質問を重ねることが、好印象につながります。
連絡先の交換はお見合いの場ではしない
お見合いの場での連絡先交換は、多くの相談所でルール違反にあたります。名刺を渡す行為も同様です。連絡先の交換は、お互いが仮交際に進むことを確認した後、担当カウンセラーを通じて行うのが正式な流れです。またお見合い決定時点ではお互いの苗字までしかわかりませんので、下の名前を質問するのもマナー違反です。
お見合い後の返事は「早く」が鉄則
お見合いが終わったら、仮交際に進むかどうかの返事を担当カウンセラーに伝えます。相手に直接伝えるのではなく、カウンセラーを通じて行うのがルールです。
返事はできるだけ早く、遅くとも翌日の午前中までには伝えるのが望ましいとされています。返事が遅れると、相手を不安にさせるだけでなく、「本気度が低い」という印象を与えてしまうこともあります。
「少し考えたい」という場合でも、カウンセラーにその旨を伝えておくことで、相手側への配慮になります。
仮交際成立後、最初の48時間が大切
仮交際が成立し、カウンセラーを通じて連絡先が交換されたら、男性から連絡を入れる(ファーストコール)のがマナーです。電話が原則ですが、お相手が電話が苦手などの理由でショートメールにするケースもあります。手段についてはカウンセラーを通じて連絡があるかと思いますので、その方法で連絡しましょう。
連絡のタイミングは、連絡先交換の当日中が目安です。この最初の電話では、長々と話す必要はありません。「お見合いのお礼」「今後の連絡の取り方」「初回デートの約束」の3点を簡潔に伝えれば十分です。
電話に出てもらえなかった場合は、必ず留守番電話にメッセージを残しましょう。折り返しを待つ姿勢を見せることが大切です。
初回のデートは、できればお見合いから1週間以内に設定するのが理想です。2週間以上空いてしまうと、せっかく生まれた気持ちが冷めてしまうことがあります。
初回デートの心得
「短時間・負担が少ない」を優先する
初回デートはランチやカフェなど、1〜2時間程度で区切れる場所が適しています。初対面に近い状態で長時間のデートを設定すると、お互いに疲労感が出やすく、かえって印象が悪くなることがあります。
相手が喜びそうな場所を考えることは大切ですが、まずは「気軽に話せる環境」を優先しましょう。
デート費用は男性が多めに、ただし高額にしない
結婚相談所の交際では、デート費用を男性がすべて負担するというルールはありません(お見合いのお茶代は男性負担)。ただし、男性が多めに支払うことが円滑な交際に繋がりやすいとされています。食事代は男性が負担し、カフェ代は折半するといったバランスも一つの目安ですが、本気で成婚を考えられるお相手ならすべて負担するつもりでいた方が断られるリスクを減らすことに繋がるかと思います。
初回から気合いが入り過ぎて、高額なレストランを予約してしまうと、かえって相手に気を遣わせてしまうこともあります。初回は飾らずに、自然体で話せる場を選ぶ方が得策です。
デートとデートの間も連絡を絶やさない
次のデートの約束が取れたからといって、それまで連絡しないのは避けましょう。仮交際は短い期間でお互いを知り合う必要があるため、デートの合間にも1日1回程度、短いやりとりで構わないので連絡を続けることが大切です。
会えない期間が長くなる場合は、LINEだけでなく電話やオンラインで話すことで、関係の進展を維持しやすくなります。
仮交際中に絶対に聞いてはいけないこと
仮交際が始まった後も、お見合いの場と同様に、相手の婚活状況(今何人と交際しているかなど)を聞くのはマナー違反です。仮交際では複数の人と同時進行することが前提の仕組みである以上、そこに触れることは相手に不快感を与えます。
気になる気持ちは自然ですが、ぐっとこらえましょう。
まとめ
お見合いから仮交際へのつながりは、「場の盛り上がり」だけで決まりません。返事のスピード、ファーストコール、初回デートの設定と、一つひとつの行動が相手への誠実さとして伝わります。
・お見合い当日は「聞く姿勢」を大切にし、NGな話題には踏み込まない
・返事はカウンセラーを通じて、できるだけ早く
・連絡先交換の当日中に、男性から電話で連絡を入れる
・初回デートは1週間以内、短時間・負担少なめで設定する
・デートの合間も連絡を絶やさない
仮交際の段階で「どう動けばいいかわからない」と感じたときは、一人で判断しようとせず、担当のカウンセラーに相談することが最短の近道です。
次回(第5話)は「仮交際を真剣交際に発展させる判断基準」をお伝えします。



