第0話:【婚活は何から始める?】遠回りしないための「婚活ロードマップ」を結婚相談所のプロが公開

結婚相談所に入会してまず行うのは、独身証明書や源泉徴収票などの書類提出です。この手続きを経てからプロフィールを作成します。
書類の提出はひと手間に感じるかもしれませんが、ここに結婚相談所の大きな強みがあります。登録しているすべての会員が同じ書類を提出しているため、プロフィールに記載された情報が書類によって裏付けられています。マッチングアプリでは自己申告に頼るしかない年収・職業・独身であるかどうかという情報が、書類によって裏付けられているのは、相談所ならではの安心感です。
その信頼性の上に作るプロフィールだからこそ、中身をしっかり整えることが重要になります。プロフィールと写真は、お相手があなたに「会ってみたい」と思うかどうかを決める、事実上の第一印象です。このコラムでは、仲人の視点から、選ばれるプロフィールと写真のポイントを具体的にお伝えします。
なぜプロフィールがそれほど重要なのか
書類で信頼性が担保されているとはいえ、相手がお見合いをするかどうかを判断する材料は「写真とプロフィールだけ」です。共通の友人もいなければ、偶然居合わせた場の雰囲気もない。相手は文字(情報)と写真だけを手がかりに、あなたに会うかどうかを判断します。
数十人、数百人のプロフィールが並ぶ中で、まずあなたに興味を持ってもらわなければ何も始まりません。プロフィールは「自分をよく見せるもの」ではなく、「自分という人間を正しく伝えるもの」と捉えるのが出発点です。
選ばれるプロフィール文の3つのポイント
① 具体性を持たせる
「優しい性格です」「真面目です」という表現は、ほぼ全員が書いています。読み手の印象には残りません。
大切なのは、その言葉を裏付けるエピソードや日常の場面を添えることです。たとえば「責任感が強い方だとよく言われます」よりも、「前職では後輩の相談に乗ることが多く、気づいたらそういうキャラになっていました」と書いた方が、人柄が伝わります。また自分がそう思うというよりは、周囲の人からどう言われるかも書けるといいですね。
趣味についても同様で、「スポーツ観戦が好きです」だけでなく、「毎週末スタジアムに足を運ぶほどサッカーが好きで、現地観戦の臨場感がたまりません」と書けば、読んだ相手がイメージを持ちやすくなります。
② ポジティブな言い回しを選ぶ
自分の不得意な部分を正直に書くこと自体は悪くありません。ただし、書き方が大切です。
「人見知りです」はそのままではマイナスの印象を与えますが、「慣れるまで少し時間がかかりますが、打ち解けると話が弾むタイプです」と言い換えると、誠実さと親しみやすさの両方が伝わります。自虐的な表現や自分を低く見せる書き方は、かえって相手の不安を招くことがあるので避けましょう。
③ 「ふたりで過ごすイメージ」を描く
相手が最も知りたいのは、「この人と一緒にいるとどんな時間になるか」というイメージです。理想の結婚生活を語るときも、条件の羅列ではなく、日常の一場面を描くように書くと共感されやすくなります。
「休日は一緒に料理をしたり、近所を散歩したり、何気ない時間を大切にできる関係を築きたいです」という一文は、読んだ相手が自然と情景を浮かべられる表現です。
プロフィール文のNG例
いくつかよくあるNG例を挙げておきます。
相手への条件が細かすぎる
「年収○○万円以上の方」「身長○cm以上の方」など、具体的な数値条件を並べると、「選別されている」と感じさせてしまいます。条件よりも「どんな関係を築きたいか」という視点で書く方が、好印象につながります。
箇条書きだけで終わる(男性に多い)
「趣味:サッカー観戦、映画鑑賞。性格:真面目、誠実。」というように情報を羅列するだけのプロフィールは、人柄が伝わりにくく、女性には読んでもらえないことが多いです。文章で書くことを意識しましょう。
自虐・ネガティブな書き出し
「特に取り柄もありませんが…」「婚活は初めてで不慣れですが…」という書き出しは、最初から相手の気持ちを引き下げてしまいます。謙遜のつもりでも、マイナスの印象から始まるのは得策ではありません。
写真は「第一印象」のすべてを決める
プロフィール文よりも先に目に入るのが写真です。写真の印象が良ければプロフィール文を読んでもらえる可能性が上がり、印象が悪ければ文章まで読まれないこともあります。
写真で好印象を与えるための基本は「清潔感」「明るさ」「誠実さ」の3つです。これらを自撮りやスナップ写真で表現するのには限界があります。ほとんどの会員がプロのスタジオで撮影した写真を使っている中で、自撮り写真を使うと、婚活への真剣度が低いと受け取られてしまうこともあります。特に検索システムの中では、写真が並べられて表示されるので、自撮りとスタジオで撮った写真が横並びになると自撮りは悪目立ちしやすくなります。
写真撮影で押さえておきたいポイント
プロのスタジオで撮影する
撮影費用はスタジオによって異なりますが、数千円〜数万円程度が一般的な相場です。プロのカメラマンは、自然な表情の引き出し方・ポージング・照明のあて方を熟知しており、自撮りとは仕上がりに明らかな差が出ます。また、ナチュラルな補正・レタッチも含まれることが多く、写真と実物のギャップが出にくいのも利点です。
相談所に提携スタジオがある場合は、婚活写真に慣れたスタジオなのでまず相談してみましょう。
服装は「清潔感」と「真剣さ」が伝わるものを
男性であれば、スーツが基本です。実際、結婚相談所のお見合い写真では、自分の体感的に8割程度の男性がスーツを着用しており、スーツ姿は婚活における標準的なスタイルといえます。誠実さや真剣さが伝わりやすく、相手に安心感を与えます。スーツを持っていない場合は、この機会に自分のサイズにピッタリの一着を用意しておくことをおすすめします。
ジャケット+スラックスのスタイルが完全にNGというわけではありませんが、スーツと比べると印象が軽くなりやすいため、迷ったらスーツを選んでおく方が無難です。いずれの場合も、サイズがきちんと合っていることが前提です。
笑顔は「作りすぎない」
目標は、自然で柔らかい笑顔です。上の歯がわずかに見える程度の笑顔が、親しみやすく誠実な印象を与えやすいとされています。キメすぎた表情や、逆に無表情に近い写真は、相手が人柄をイメージしにくくなります。特に男性は「かっこいい」と思われたい意識が強く、無表情寄りで撮られたいと思いがちですが、それよりも笑顔で話しやすいと思われた方が、お見合いに繋がると感じています。
サブ写真で「日常の自分」も伝える
メイン写真がスーツ姿の正式なものであれば、サブ写真には趣味や休日の様子がわかるカジュアルな写真を使うのが効果的です。趣味を軸にした自然な場面の写真は、会話のきっかけにもなります。ただし、写真と実物に大きなギャップが生じないよう注意が必要です。実際にメインの写真が100点であっても、サブ写真があんまりだと結果マイナスとなり、お見合いに繋がらないことも。
まとめ
プロフィールと写真は、婚活の「スタートライン」に立つための道具です。どれだけ誠実で魅力的な人でも、プロフィールや写真で伝わらなければ、お見合いの機会すら生まれません。
・プロフィール文は「具体性」と「ポジティブな言い回し」を意識する
・条件の羅列ではなく、「一緒に過ごすイメージ」が湧く内容にする
・写真はプロのスタジオで、清潔感と誠実さが伝わるものを用意する
・サブ写真で日常の自分も見せることで、人柄の奥行きを伝える
一人で作成してみて「これでいいのか自信がない」と感じたときは、担当カウンセラーに確認してもらいましょう。客観的な目線から改善点を指摘してもらえるかどうかが、プロフィールの質を大きく左右します。
次回(第4話)は「お見合いから仮交際へつなぐ振る舞い」をお伝えします。



