第2話:失敗しない「結婚相談所」の見極め方

鈴木大樹

鈴木大樹



結婚相談所に入会しようと決めても、次に立ちはだかるのが「どこを選べばいいか」という問題です。全国に数千件以上の相談所が存在し、料金もサポート内容も千差万別。「とりあえず大手にすれば安心」と思いがちですが、自分に合わない相談所を選ぶと、費用も時間も無駄にしてしまうことがあります。
このコラムでは、結婚相談所の種類と特徴を整理した上で、入会前に必ず確認すべき5つのポイントをお伝えします。

まず知っておきたい「結婚相談所の3つの型」

結婚相談所は、お相手の紹介方法によって大きく3つの型に分かれます。

① 仲人型(アドバイザー型)

担当の仲人やカウンセラーが、一人ひとりの希望を聞いた上でお相手を選んでくれるタイプです。条件だけでなく、性格や雰囲気なども考慮してもらいやすく、お見合いの日程調整や交際中の相談まで一貫してサポートを受けられます。婚活の進め方に迷いやすい人や、プロのサポートを重視したい人に向いています。一方で、カウンセラーが一人ひとりに合わせてお相手を選ぶ分、紹介される人数はデータマッチング型より少なくなる傾向があります。

② データマッチング型

登録したプロフィール情報をもとにシステムが自動でお相手を提案するタイプです。自分の条件で検索・申し込みもできるため、自分のペースで積極的に動きたい人に向いています。初期費用やオプションなどで費用はかかりやすいですが、仲人型と比べてカウンセラーのサポートは限られる分、成婚料がないメリットはあります。ただし、これまでの婚活がうまくいかなかった人にとっては、サポートの薄さがネックになることもあります。

③ ハイブリッド型

仲人型のようなサポートと、システムによるお相手検索の両方を兼ね備えたタイプで、現在の結婚相談所の主流になりつつあります。大手・中小を問わず多くの相談所が採用しており、自分でお相手を検索しながら担当カウンセラーのサポートも受けられるのが強みです。費用は仲人型とデータマッチング型の中間程度が多く、どちらか一方に絞り切れない人にとって選びやすい型といえます。ちなみ自分がやっている結婚相談所 uno two(ウノツー)もハイブリッド型です。
どの型が合うかは、「自分で積極的に動けるか」「プロに伴走してもらいたいか」によって変わります。


大手 vs 中小、どちらを選ぶか

「大手の方が会員数が多くて出会いやすい」というイメージを持つ人は多いですが、実際のところ、中小・個人経営の相談所もIBJやBIUなどの連盟に加盟しているケースがほとんどです。例えば業界最大手のIBJに加盟していれば、他のIBJ加盟相談所の会員ともお見合いができるため、規模の小さな相談所でもお見合いの対象となる会員数は全国に数万人規模ということになります。つまり、「お相手の母数」という点では、大手か中小かはさほど大きな差になりません。
では何が違うのか。主な違いは、担当者との距離感と料金設定です。

大手相談所は知名度や実績が安心材料になる一方、担当者が多くの会員を掛け持ちしていることが多く、サポートが手厚いかどうかは担当者個人の裁量に左右されやすい面があります。また、カウンセラーの人件費・育成コスト、全国規模の店舗運営費、広告宣伝費などが料金に反映されるため、全体的に費用は高めになる傾向があります。
中小・個人経営の相談所は、カウンセラーが少人数の会員と関わるため、担当者との距離が近く、一人ひとりの状況に応じた柔軟なサポートを受けやすいのが特徴です。料金も大手と比べて抑えられていることが多く、コストパフォーマンスを重視する人には選択肢になります。「自分の性格や事情をわかってもらいながら婚活したい」という人には、中小の方が合っていることも少なくありません。

入会前に確認すべき5つのポイント

① 「成婚率」の定義を確認する

多くの相談所が「成婚率〇〇%」をアピールしていますが、この数字には注意が必要です。成婚率の計算方法は相談所によって異なり、「退会者に対する成婚退会者の割合」で出している相談所もあれば、「入会者にたいする成婚退会者の割合」を成婚率として表記している相談所もあります。数字だけを見て判断せず、「その数字は何を分母にしているか」を確認するのが賢明です。

② 費用の全体像を把握する

結婚相談所の料金体系は複雑です。「初期費用」「月会費」「お見合い料(1回ごとに発生する相談所もある)」「成婚料」の4つが主な費用項目で、相談所によってその組み合わせが異なります。
月会費が安くてもお見合い料が高い相談所、逆に月会費は高いがお見合い料はかからない相談所など、活動スタイルによって総額は変わります。例えば、お見合いを頻繁にしていきたいと考えるのであれば、お見合い料が無料な方が金額を気にせずできるのでオススメです。

③ 担当者(仲人)との相性を確かめる

婚活の成否に、担当者との相性は大きく関わります。特に仲人型の相談所では、担当者がどれだけ親身に関わってくれるか、率直なアドバイスをくれるかが、活動の質を左右します。
無料カウンセリングでは、相談所の説明を聞くだけでなく、「この人に婚活を伴走してもらえるか」を意識して話してみてください。耳触りのいいことしか言わない担当者より、現状を正直に伝えてくれる担当者の方が、長い目で見れば頼りになります。ただ、入会前に説明をしてくれた人が必ずしも担当してくれるとは限らないので、話してくれた人が担当してくれるかどうかは確認した方がいいですね。

④ 加盟している連盟・ネットワークを確認する

前述の通り、結婚相談所の多くはIBJやBIUなどの連盟に加盟しており、同じ連盟内の相談所の会員ともお見合いができる可能性があります。加盟先の連盟とその規模は、入会前に確認しておきましょう。また、複数の連盟に加盟している相談所はより多くの会員にアクセスできるため、加盟数も一つの参考指標になります。ちなみ当相談所ではIBJと良縁会(BIU、JBAも含む検索システム)に加盟しています。

⑤ サポート内容の具体性を確認する

「手厚いサポートがあります」という説明は、どの相談所でも言います。大切なのは、その中身です。

・プロフィール作成や写真撮影のサポートはあるか
・お見合い前後のアドバイスはあるか
・交際中の相談にはどう対応してくれるか
・連絡手段と対応時間はどうなっているか

これらを具体的に確認しておくことで、入会後の「思っていたのと違う」を防ぐことができます。

「とりあえず無料カウンセリングへ」の落とし穴

多くの相談所が無料カウンセリングを提供していますが、その場の雰囲気や担当者の熱量に押されて、その場で入会を決めてしまうのは避けた方が賢明です。
結婚相談所は、入会してからが本番です。年間を通じて関わる場所だからこそ、複数の相談所を比較してから決める時間を惜しまないようにしましょう。「今日入会すれば割引があります」という言葉に焦って動く必要はありません。

まとめ

結婚相談所を選ぶときに見るべきポイントを整理します。

・仲人型・データマッチング型・ハイブリッド型のどれが自分のスタイルに合うか
・大手か中小かより、「担当者と合うか」「連盟ネットワークが十分か」を優先する
・成婚率の数字より、その定義と算出方法を確認する
・費用は月会費だけでなく、お見合い料なども含めて比較する
・無料カウンセリングはあくまで「見極めの場」と割り切る

婚活は、相談所選びの段階からすでに始まっています。自分に合った環境を選ぶことが、その後の活動の質を大きく左右します。
「どこを選べばいいかわからない」「相談所同士を比べる基準がない」という場合は、第三者的な立場から整理してくれるプロに相談してみるのも一つの方法です。

次回(第3話)は「選ばれるためのプロフィールと写真の工夫」をお伝えします。

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鈴木大樹
専門家

鈴木大樹(結婚コンサルタント)

uno two(ウノツー)

20代から40代のサッカー好きの男性を中心に、お相手探しから、交際・成婚まで、懇切丁寧にサポート。心理学に基づいたカウンセリングやお見合いの事前練習、服装選び、会話術など、あらゆる角度から支えます。

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