Sound of Freedom
富士市富士宮市にて在宅医療に携わっている薬剤師の栗原です。
今年に入って家の雌猫が子供を2匹産みました。
1)子猫たちのお世話をしてます
避妊前で、時々家から脱出して隣の雌猫と仲良くしているなと思ってたのですが、私や家族も勘違いしており、それはどこからともなくなってきた野良ちゃんだったのです。
私も子供の頃、猫を飼っていたことがありますが、大人になってからは初めてなことで、知識も足りなかったのを最初は後悔してました。
でも今は、猫ちゃんたちが増えてとても良かったと思ってます。子供達も猫のトイレ掃除など大変そうですが、なんとか家族で工夫しつつやってます。それだけでなく、動物と触れ合うことで子どもたちの感情が豊かになっていると感じます。
動物といえば、人と動物との関係には、変わってきた部分と変わらない部分とがあると思います。
昔は動物にもランクがつけられていて「イルカやチンパンジーは人間に近い」けど、その他の動物は・・、みたいな風潮が確かにありましたね。
でも最近は、カラスや各種の動物にも言語コミュニケーションがあることがかなりわかってきました。動物にも心があるんだというわけです。人間の世界でも「心」が重視されるなら、尚更動物だって、その命の価値をもっと認められるべきです。
色々と子猫の面倒に手間取る中で、訪問先の患者のご家族様から猫の飼い方、躾け方、トイレの作り方などを教わることも結構あります。
2)患者様から教えられることは他にも沢山あります
ご家庭に訪問して、お薬の説明をさせて頂いたくだけでなく、患者様やご家族から教えられることだって結構あるわけです。実際は、お薬の効果とか副作用について、薬剤師は患者様から教えられている面が少なくありません。
お薬の効果や副作用は、添付文書といったお薬の情報から知ることもできますが、実際にそれを飲んだ患者様からはより現実的に学ぶことができるものです。薬剤師はそのようにして患者様やご家族から聴取して知り得たことを、他の患者様への指導に活かさせていただいてます。
3)猫たちの気にいる物は?
話を元に戻します・・。家飼いをすると、猫がストレスを溜め込まないように色々と悩むこともあります。100円ショップやホームセンターで、猫用の遊び用具や爪研ぎを買ってきたり、最近は猫用のアルミ鍋を買ってきたりもしました。
ただ、何が気にいるかは全く不明で、計画倒れになることも少なくありません。この猫用アルミ鍋については、数千円と結構なお金を出したにも関わらず、最初から見向きもされずほったらかしにされており、かといって他の利用方法も見当たらないためとても困っております・・。
猫用の遊び道具も、いろいろ試してみても、血気盛んな育ち盛りだとすぐ破壊されてしまいます。猫の遊び道具にこちらが振り回されている気がします。
でも少し展開がありました。
4)エノコログサは使ってみたら凄かった
子供らがどこで学んだのか(多分、学校の帰りに友達に教えてもらったのだと思いますが)、道端で猫じゃらしの野草を取ってきたのです。これがとても良い!
値段もかからないし、本物の猫じゃらしは簡単には猫にも捕まえられにくいみたいで、買ってきたビニールやプラスチック、針金で出来た猫じゃらしとと別物と言えるくらいの効果を感じます。
するすると猫の手や口から逃げてくれるので、破壊されにくいのです。そのためか、過剰に猫が噛み付くことがないので、猫を刺激し過ぎないのもとても良いと思います。買ってきたものだと、破壊する気満々な様を感じますが、猫も適度に猫じゃらしと戯れてくれている感じです。
5)エノコログサの歴史も凄かった
調べてみると野生の猫じゃらしはエノコログサと言うんだそうです。イネ科の一種で、粟の原種。動物に食べられても消化されず、世界各地に広がったということです。人間の食用にも出来るようですが、動物に消化されないものを人間は消化できるわけですね(ここでは人間の凄さも感じます)。
どこにもいそうで、猫にとっても好ましい遊び相手でなので、猫用に採取しても良いと思うのですが、なかなか道端のエノコログサに意識が向かう瞬間というのもないです。朝から「エノコログサ」を強く意識して出社していたら、やっぱり身近にありました。
6)人工芝は猫にも子供にも優しい
そうそう。家飼いの猫のストレス対策として最近購入して良かったと思うのが人工芝のマットです。富士富士宮市に本拠地がある社会人サッカーチーム、岳南モスペリオさんの試合を見に行った時に手に入れた1mx2mサイズのものです。これをリビングに引くと猫が喜んでくれます。ついでにサッカーをしている4人息子も喜んでます^_^。
手入れも、カーペットや筋トレマットよりも手軽にできると感じます。子供たちが猫と同様、人工芝が好きなのは理由あることですね^_^。
7)なんでも買ってあげるのはやっぱり違う
でも、なんでも猫に買ってあげて出費してあげるのが愛ではないですね。特に猫アルミ鍋を買った後だけにひしひしとそう感じます。
子育てもそうですが、「お前たちのために必死になって働いてるんだ」とか考えるのも違いますね。
私は仕事は自己実現、社会貢献、召命(しょうめい)でさせてもらってます。もちろん家族のためでもありますが、家族のために仕事していると考えると矛盾する部分が少なくありません。自分の子供の頃を思い返しても、親が近くにいてくれることが1番の思い出だったと感じます。
仕事から帰っても、妻や子供たちは当然として、猫たちにも声をかけてあげること。「心」のある生き物だったら、言葉は通じなくても分かる部分は間違いなくあるはずですね。
8)動物を飼うことは自分の存在価値を高めてくれる
ちなみに、動物を飼うことは高齢者にとっては生きがいや自分の存在価値を高めてくれることに繋がり、介護度が上がったりするのを防ぐという統計的なデータもあるようです。
創世記によると植物や動物は人間よりも先に創造されたとされていますが、その後人間の堕落によって世界が滅ぼされようという時になって、信仰者ノアが全ての動物たちを一緒に船に乗せて救い出したとされています。人間の傲慢で動物たちに罪はありませんでしたが、少なくとも人間は動物たちの命に責任を持つべき立場であったわけです。
これからも動物とうまく付き合って、いろいろな経験をもたらしてくれることに感謝していきたいと思ってます。