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宮地寛将プロは山陰中央新報社が厳正なる審査をした登録専門家です

みんなの防災倉庫、知っていますか?

宮地寛将

宮地寛将

テーマ:ITコンサルティング

少しお時間が経過してしまいましたが、先週の3.11で東日本大震災から14年が経過しました。
当時の私は、勤めていた東京の会社の本社8Fで大きな揺れを受けました。
徐々に揺れが大きくなり、ロッカーが倒れ、周りの人も一斉に机の下に避難する状況でしたので、疑いもせず首都直下型地震が来たのだと直感しました。
ところが地震速報などで東北地方が震源と聞き、この揺れよりももっと大きな地震があったのかと、さらに驚いたことを覚えています。

その日は家に帰るまでも苦労しましたが、いざ家に着いても電気が点かない、水道やガスは使えないなど、ライフラインへの依存と自分の無力感を痛感したものでした。
いざという時にも最低限の生活ができるようにしなければと思い、そこからオートキャンプを始めたことで、ある程度のサバイバルスキルは身につけられたかな、と思います。

さてここからが本題ですが、そのような経験もありいつかどこかで本当の災害を経験する日が来るのだろうと思いながら過ごしていたところ、防災倉庫の普及に努める広島のスタートアップと出会うことになりました。
この組織は一般社団法人で「みんなの防災倉庫普及協会」といいます。みんなの防災倉庫とは、有事の際に住民の皆さんに災害備蓄品などを配布する目的で設置する防災倉庫です。
特徴的なのは、企業による費用負担により自治体などに寄付されるため、住民の皆さんはじめ誰でも無料で使うことができるのです。さらに避難警戒レベル5相当で倉庫は解錠できるようになっており、物理的な鍵は不要でLINEアプリさえあれば誰でも開けられる点も特徴的です。

私は組織化の前に代表理事とつながったことで、実はその企画段階から関わることができ、LINEによる鍵管理の仕組みを構築させていただきました。
さらに前述のように、防災に対する意識もそれなりに高かったことと、ITによりスマート倉庫を目指そうという代表理事の思いとが一致したため、今では社団法人の技術責任者としてプロダクト運営そのものに関わらせていただいています。

そしてそのような防災活動へコミットしていくという意思表示の意味で、2月に防災士の資格試験にも無事合格できました。

皆さんの周りでは、災害への備えは万全でしょうか。
山陰地域は地震は少ないエリアだと思いますが、近年は豪雨や竜巻などの異常気象は全国どこでもリスクがあるといえます。
いつか来るその日のために、地域貢献として企業によるCSR活動にもできるこの企画に、皆さんからもご意見をお寄せいただけますと幸いです。

一般社団法人みんなの防災倉庫普及協会

みんなの防災倉庫Youtubeチャンネル

PRTimes:広島県廿日市市でみんなの防災倉庫初となる自治体連携モデルを設置

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宮地寛将
専門家

宮地寛将(ITコンサルタント)

ふらっと株式会社

独立系最大手のシステムインテグレーターに20年以上勤め、ノウハウを故郷の中小企業に役立てようと起業。顧客ごとにオーダーメードかつ月額数万円のシステムを構築し、運用面でも支援する。

宮地寛将プロは山陰中央新報社が厳正なる審査をした登録専門家です

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