今日の言葉「あなたが、No1の音楽教室経営者・アーティストになるためのワーク」
hiAが最高音域の曲が増えている
年々楽曲は高いKEYになっていく傾向だ。
hiAを最高音域とする曲が多い。
多くの生徒さんを指導してきて、男性の平均の発声できる最高音はmid2G(4ソ)だ。
そのさらに一音上のhiA(4ラ)は聴いていても高いなと感じられる音域だ。
この音を出すことは難易度が高いけれど、歌唱力が問われる曲ではこの最高音域がよく使われている。
頑張って練習して必ず発声できる様にしよう!
まずは、そもそもhiAとは
そもそもhiAとは
hiAとは高い音域のラの音のこと。鍵盤のど真ん中がド。
hiは高い音域を表し、Aは音階で「ラ」のことだ。
音の高さには、ドレミファソラシドのように音階によって決まるものと、
同じ「ド」でもオクターブの高さによって呼び方が変わる。
ピアノの鍵盤のちょうど真ん中に位置するド(C)の音をmid2Cという。
mid2Cから音が徐々に上がり、A(ラ)にたどり着くとhiという音域になるのだ。
hiAとはmid2Cの1オクターブ上のラの音を指しているのだ。
hiAは歌ウマの壁
hiAは歌ウマの壁と言われているように、発声するのが少し難しいKEYだ。
男性ボーカルの平均的な最高音域は4ソ(mid2G)くらいだ。
楽曲で言うと藤井フミヤ、BUMP OF CHICKENや福山雅治の曲などは無理なく歌えるだろう。
hiAはmid2Gよりも音が高く、男性だと高いなあ~と感じられるKEYで、
例えばレミオロメンの粉雪のサビ部分、「こなー雪」の部分だ。
高音がきれいに歌えるととても上手く聞こえ、カッコイイ。
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hiAが最高のJ-POP曲
実際のJ-POPでhiAはどのように使われているかお教えしよう。
このKEYが最高音に取り入れられていると歌の中に「抑揚」ができ、曲に盛り上がりが生じて、「歌唱力」そのものがUPする。
レミオロメンの粉雪もそうだが、人気のあるJ-POP曲の中でhiAが最高音域に使われているものと、それがどんな風に歌われているかを解説していこう。
ORANGE RANGE × MONGOL800 - 以心電信
auのCMソングとして起用されたORANGE RANGEの「以心電信」でもサビ直前の「つながっているんだ」のフレーズにhiAが使われている。
「以心電信」のテーマにもつながるところにhiAが使われており、訴えかけるような雰囲気のあるフレーズなので、かっこよく決めたい部分だ。
サビ直前に高音を使うことで、サビへの導入がグッと魅力的なものになる。
灰色と青(+菅田将暉) / 米津玄師
俳優菅田将暉と、アーティスト米津玄師のコラボ作品「灰色と青」ではサビにhiAが使われている。
「どれだけ背丈が変ろうとも」の「せ」の音だ。
この曲はAメロ・Bメロの音やテンションが低めにまとまっており、サビで一気に感情を溢れさせるような構成になっている。
サビでしっかりこのKEYが歌えると、盛り上がりを感じさせ、エンディングを迎える雰囲気となり、感情に訴えかけるような感じを高めらる。
季節は次々死んでいく / amazarashi
amazarashiのメジャーシングルでもあり、「東京喰種トーキョーグール√A」の主題歌にもなった「季節は次々死んでいく」でもサビでhiAを使っている。
冒頭から所々で、急に高い音に飛ぶメロディが続き、エモーショナルな雰囲気をかもし出している楽曲。
音域はAメロ→Bメロ→サビと次第に高くなり、サビをhiAで歌い上げることで盛り上がりを狙っていこう。
クリスマスソング / back number
王道ロックバラードの雰囲気を持つback numberの「クリスマスソング」は、ドラマの主題歌として起用された。
サビで地声最高音としてhiA
裏声最高音をhiAより3音高いhiC#
と幅広く使っており、全体的に音域が広い曲だ。
サビで高音域を使ったメロディにすることで、曲がグッと盛り上がっている印象がある。
hiの音域をたくさん使っているので、歌う時は地声と裏声の切り替えがポイントだ。
海の幽霊 / 米津玄師
米津玄師のバラードナンバー「海の幽霊」は米津玄師の曲の中でもキーが高く、
地声最高音がhiA
裏声の最高音はhiAより7音も上のhiEだ。
独特の世界観に出だしからグッと引き込まれ、サビでは一気に盛り上がり、畳み掛けるようなメロディが印象的だ。
サビに出てくる高い音を美しく勢いよく歌い上げており、メロディの波が心にグイグイ入ってくる1曲になっている。
ミックスボイスとファルセットを上手く使ってアーティスティックな雰囲気を表現しているところも聴きどころ所の1つだ。
himawari / Mr.Children
映画「君の膵臓を食べたい」の主題歌にもなったMr.Childrenの「himawari」は、軽やかに始まり、サビはドラマチックに訴えかけるような雰囲気のある楽曲。
himawariのサビでは、主題でもある「ひまわり」と歌う時にhiAが使われている。
メインとなる言葉が高音でバッチリ決まると、それだけで曲の印象が高まるよね。
himawariは、
Aメロ⇨やや低音気味で抑えめ
Bメロ⇨ドラマチックなメロディが始まる
サビ⇨さらに盛り上がる
という構成だ。
サビをしっかり高音で歌い切ると、全体がまとまって聴こえるだろう。
君想い / GReeeeN
GReeeeNの「君想い」ではサビにhiAが6回も出てくる。
GReeeeNらしいノリの良いビートにのせて始まる曲で、出だしは低い音程、低めのテンション。
メロディアスな楽曲にのせて音もどんどん高くなっていく構成だ。
mid2F#にたどり着く進行が多く、音域的には少し高いけれど、思わず口ずさみたくなるメロディが覚えやすく歌いやすい曲だろう。
メリッサ / ポルノグラフィティ
アニメ「鋼の錬金術師」のオープニングテーマに起用されたポルノグラフィティの「メリッサ」ではサビの歌詞の最後にhiAのロングトーン!
「さあ 愛に焦がれた胸を貫け」の「貫け~」と伸ばすところだ。
この曲は常に高い音が入っているわけではないけど、サビの一番最後の絶対に決めたい場所にhiAが入り、それをしっかり歌いこなすことで曲がグッとしまってかっこよく聴こえるだろう。
恋 / 星野源
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌で自身も出演した星野源の「恋」もサビではhiAが使われて、きれいなファルセットで歌い上げている。
「恋」は要所要所で高音を使うのではなく、サビ全体が比較的高いキーで構成されている。
日本人の耳に馴染みやすい歌メロも人気の秘訣だろう。
サビを歌う時は全体に声を張ってはっきり歌うようにしよう。
hiAが最高のアニソン
SMDボーカルスクールといえばアニソン!!
疾走感溢れるサウンドやエモーショナルな雰囲気で、決め所がたくさんあるかっこいい曲が多いよね。
決め所の多くにはhiAが使われており、
聴き手の心をグッと引き込むことによって曲全体を盛り上げている。
hiAが最高音域に使われていることで、最高にかっこよく聴こえるアニソン4選をチェックしよう。
紅蓮の弓矢 / Linked Horizon
独特の雰囲気を持ち、アニメの世界観をよく表現しているLinked Horizonの「紅蓮の弓矢」も、サビでhiAを使っている。
全体を通して音域の幅が比較的狭いため、歌いやすいですが世界観のある曲なので雰囲気を壊さないように歌おう。
サビはAメロやBメロに比べて少し高めの音程が使われていて、スピード感のあるメロディなので、しっかり歌いこなせるととてもかっこ良く聴こえるよ。
君が好きだと叫びたい / BAAD
アニメ「SLAM DUNK」のオープニングテーマに起用されたBAADの「君が好きだと叫びたい」は、疾走感溢れる爽やかな一曲。
サビではhiAを地声で連発して使っており、とても難易度の高い曲だ。
歌うのは難しいですが、勢いのあるメロディを高音で歌うため、聴いている方は痛快で爽やかな気分を感じられるので歌の上手さをアピールできる。
世界が終るまでは… / WANDS
1996年にリリースされたWANDSの「世界が終るまでは…」も同じくアニメ「SLAM DUNK」でエンディングソングに起用されました。
この曲でも、サビにhiAが使われている。
エモーショナルで一気に開ける感じのサビが痛快で、聴き手の心をグッと引き寄せる。
ミドルテンポな上に、サビ全体のキーが高くて歌うのは少し難しいですが、しっかり歌えればとてもかっこ良い曲だ。
DAN DAN 心魅かれてく / FIELD OF VIEW
ドラゴンボールGTのオープニングテーマソングに起用されているFIELD OF VIEWの「DAN DAN 心魅かれてく」は、サビ入りでhiAを使っており、ミドルテンポながらも疾走感溢れる1曲だ。
サビ前のフレーズからhiAを使いサビにつながるメロディは、だんだん気持ちが高まり、サビでグッと盛り上がったように感じられる。
音域に幅がある曲で、最低音はLowG#なので、人によっては地声最低音まで使ってしっかり歌うことが求められるため、簡単そうに見えて意外と歌うのが難しい。
hiA# 挑戦するなら
hiA# 挑戦するなら
特に高い声が得意な人の中には、「hiAよりも高い音に挑戦して周囲をあっと驚かせたい」と思っている人もいると思う。
より高い音をきれいに歌い上げることができたら、歌ウマと言われること間違いなしだよね。
ただし高い音になればなるほど、喉に負担がかかりやすくなるので、あまり無理をしないようにしよう。
高音が得意な人はぜひ、hiA#にもトライ!!
最後に、hiAよりも高いhiA#に挑戦する場合におすすめの曲を紹介しよう。
嘘 / シド
アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」のエンディングテーマに起用されたシドの「嘘」は、AメロからhiAを使用している。
全体的にキーが高く、勢いのあるボーカルで疾走感を出したロックナンバー。
サビでも抑揚のあるメロディのトップ音にhiAが使われていて、心をグッと掴むメロディ構成をしている。
一見キーが高く難しそうですが、曲が短く間奏が長いため比較的歌いやすいかも。
花火 / 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE
情緒的な雰囲気が美しい「花火」は2012年リリースの三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEが送る夏ソング。
サビ始まりの曲で、冒頭から声を貼らないと歌えないくらい高いキーで始まる。
サビでしっかりhiAを使うことで、曲を全体を盛り上げて日本的で少し寂しげなメロディを華やかに仕上げているんだ。
hiAの曲が歌えたら無敵!
hリラックスを意識して練習しよう
hiAの曲が歌えれば、カラオケやライブなどで周りの人たちから「歌が上手いな」と思われること間違いなし!!
高音の使い方には色々なパターンがありますが、サビで盛り上げるために使っていることが多い。
そのため、絶対にかっこよく決めたいポイントでしっかりhiAを歌いこなせるように日頃から練習しておくことが大切だ。
今回紹介した歌以外にも、Official髭男dismなど高音を使った人気曲がたくさんあるのでぜひチェックしてみてね。
この記事のまとめ!
hiAは歌ウマの壁と言われており、このキーがしっかり歌えると歌が上手いと周囲に思われる
J-POPでもhiAが使われている曲は多く、主にサビに使って曲全体を盛り上げている
「紅蓮の弓矢 」など人気のアニソンにもhiAが使われている
高音が得意な人は、hiAよりさらに高いhiA#の曲にも挑戦してみよう
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