【よくある質問】かなり古い家だが、リフォームは可能なのか?
一般的には、間取り変更は簡単にできる
リフォームをするにあたって、間取りの変更を希望される方は多くいらっしゃいます。もちろん、間取りの変更は簡単にできることが多く、多くの業者でリフォーム対応しています。けれども、簡単に間取りが変更できるのは耐力壁などでない、ふすまなどだけになっています。なので、耐力壁の移動を含む間取りの変更は可能ですが、費用が高くなりやすくなっています。
そのため、間取りの変更を検討しているのであれば、一度工務店などの業者に相談してみるのが良いでしょう。工務店に相談をすると、ご自宅の状態によって取れる手法などが分かり、費用を安くする工夫などを取ってくれることがほとんどです。
そこで、耐力壁の移動を含む場合の費用について見ていきましょう。
耐力壁に関する変更は、高額になりやすい
間取りの変更をすることは一般的には簡単になりますが、「耐力壁の移動を含む場合」には、難しい場合があります。この耐力壁と言うのは、お家の中で建物を支える役割がある壁で、外壁のほか、廊下の壁、間仕切り壁なども該当します。そのため、こうした耐力壁を移動する場合には、建物を支えるための別の仕組みが必要になるので、高額になりやすいのです。
また、実際に耐力壁を移動する場合には、通常のリフォームに比べて数十万円高くなるのが一般的です。これは新しく壁を作る必要があるためで、「LDK(リビングダイニングキッチン)」を新たに作る場合、相場は100~300万円程度になっています。
そのため、間取りを変更する際には耐力壁に関わるかどうかに注意をして、予算などと相談しながら変更を決めた方が良いでしょう。
コストを抑えられるように工夫をする
リフォームをする場合、間取りの変更をする際には「耐力壁の移動を含むと高額になる」ことを説明しましたが、このコストを抑える工夫についてご紹介していきます。
まず、コストを抑えるためには、「耐力壁の移動を含まない」方法を模索することが重要です。
例えば、浴室のスペースを広げたい場合には、ここのドアを引き戸に変えるだけでもデッドスペースがなくなります。また、バリアフリー対応として廊下を広げようとしている場合には、廊下ごとリビングにする作業もいいでしょう。このように、なるべく耐力壁を動かさないようにする工夫をします。
また、工法にも工夫をしていく必要があります。これは、例えばキッチンなどの水まわりで活用できますが、ガス管などの位置は変えずに、キッチンスペースだけを広くするように作り変える方法などがあります。
このようにコストを抑える工夫はいくつもあるので、部屋を広く見せたいと考えている場合は、工務店でその旨を伝えてください。そうしたら、費用を抑えられるアドバイスがもらえるでしょう。
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