大切にしたい、させたい「人との繋がり」(大英研実践集より)

谷浦健司

谷浦健司

テーマ:英語教育

大英研実践集『なにわの英語教育2006』最新版から、会員である川村詩織さんの素敵なエッセイ一編をご紹介します。

大切にしたい、させたい「人との繋がり」

川村 詩織

⼤学在学中に参加した研究会で⼩部修先⽣に出会い、ご縁があって野崎雅和先⽣、⾕浦健司先⽣からご連絡をいただいたことが、私と新英研との出会いの始まりでした。教員5年⽬、2023 年1⽉の関⻄ブロック研究集会にて初めて実践発表をさせて頂いた頃です。その後、⻑⾕川和久先⽣とも連絡を取らせて頂くようになり、原稿執筆や全国⼤会での発表の機会も頂きました。⾃分の実践を客観視し、⾔語化することの⼤切さを新英研で学び、授業作りだけでなく、担任としての学級運営にも役に立っています。

新英研の最⼤の魅⼒は、「⼈との繋がり」にあると感じます。⼩部先⽣との出会いから、私の世界は⼤きく広がりました。⽣徒の英語⼒を育むことも私たち英語教師の⼤切な使命の1つですが、英語の授業を通して何を伝えるか、そんなことを新英研で出会った多くの先⽣⽅から教わってきました。7年間を⾼校の担任として過ごしてきましたが、昨年度から初めての中学⽣の担任を務めています。

全く違う職業についたかのような⽇々を楽しんでいます。とってもボリュームの多い教科書を前に、「英語嫌いを作らない」ことを⽬標により良い授業を模索しています。⽉に1曲洋楽を紹介し、クラスのみんなで歌う時間を取っています。発達する AI を活用しながらも、⼈との繋がりも⼤切にしたい、それが私の思いであり、⽣徒たちにも伝え続けているこ
とです。今年度担任をする中学2年⽣のクラスには、始業式の⽇に「違いを、⼒に」というメッセージを送りました。意見が違うからこそおもしろく、集団として成⻑できる。「⼈との繋がり」を⼤切に、対話を⼤切にできる⼈になってほしい、という願いを込めてこれからも英語授業を⽣徒たちと⼀緒に作っていきたいと考えています。

最後に、研究会参加者としてたくさんの学びが得られたことはもちろん、新英研は「発表者が⼀番学べる研究会」であり、私⾃身を⼤きく成⻑させてくれました。⼼より感謝しています。教員 10 年⽬を迎えた今、そんな新英研の魅⼒も少しずつ伝えていきたいです。


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谷浦健司
専門家

谷浦健司(教育アドバイザー)

高校教諭40年、大学生指導の経験をもとに教育講演や教育アドバイスを行います。英語教育では、映画「火垂るの墓」を英訳した独自教材が全国で評判に。思春期の子どもに寄り添う指導法や子育てのヒントを伝えます。

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