対話を深める授業を考える
『新英語教育12月号〜新英研全国大会特集〜』(高文研)に私の書いた記事が掲載されましたので紹介します。内容は夏の大会時に少し紹介したものの詳細版になります。(なお、若干改変していますので、詳しくは雑誌を購入してお読みください。)
テーマ別分科会のまとめ
「Sadako Peace Cranes Project~折り鶴で平和交流!~」
レポーター:間賀田 一江さん
1. レポート:
自作プリントで太平洋戦争・真珠湾攻撃の歴史や背景を生徒たちに説明します。そしてアリゾナ記念館ビジターセンターに禎子さん最後の折り鶴が日米和解の象徴として展示されているコーナーが禎子さんご家族の努力でつくられ、そこで現地の高校生や先生方などが来場者と一緒に折り鶴をつくり平和を考えるSadako Projectをしていることを伝えます。その後、生徒たちに「あなたもPeace Builderになれる」と話し、折り鶴をつくらせて、鶴の羽の裏にピース・メッセージを書いてもらいます。「何を書いてもいいし英語と日本語を両方書くと喜ばれる」と提案します。心を込めてつくった折り鶴は現地に送られ、禎子さんコーナー来場者に配られます。生徒たちは「最初は意味がないと思いましたが、涙を流してくれた人がいることを知り感動しました」「折り鶴が世界に広がってすごい。何羽でも折りたい。平和が一番です」と感想を書きました。
2. 質疑応答・参加者の声など:
・心が震える分科会でした。平和を願ってpeace builder を1人でも増やしていきたいです。子どもたちと自分たちのために実践したいと思いました
・小さな一歩が世界を変えられます。
・今後とも続けていくべきプロジェクトです
3. まとめ:
最初に作間和子さんがSadako Peace Cranes Projectの始まりから運動が発展していく様子を解説され、植野由希恵さんもミュージカル「平和は翼に乗って」や佐々木禎子さんのお兄さんとトルーマン大統領のお孫さんが共に禎子さんの思いを繋いでいく映像を紹介されました。最後に参加者は、平和について話し交流しながら折り鶴をつくりメッセージを書いて47羽提出し、なごやかな時間を過ごしました。



