2025大英研10月例会報告②高校

谷浦健司

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テーマ:英語教育

②【高校】「生徒を“inspire and encourage”できる学習方法のいろいろ〜学んだ知識を無駄にさせない取り組み〜」竹田和幸さん(高校)

 のどかな環境の高校で、竹田さんは英語6科目を楽しんで教えています。心がけているのは「なんで英語やるの?」という疑問に答えることです。中高生が英語を難しいと感じる理由として、リスニングはスピードや音のつながりに慣れないから。スピーキングは発声法が身に付いていないし、使う機会が少ないから。リーディングは語彙が多く覚えにくく、読書量が少なく、発音とスペリングが一致しないから。ライティングは文法が日本語と大きく違うから。これらの解決策として、竹田さんは①スキーマ理論②転移③ワーキングメモリの負荷軽減④メタ認知と推論⑤エピソード(経験知)記憶と意味(知識)記憶の統合、など指導例をあげてくわしく説明されました。また、最後に今の外国語教育の大きな問題は英語以外を選べないこと、詰め込みであること、予算の問題もあることなどと指摘されました。


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谷浦健司
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谷浦健司(教育アドバイザー)

高校教諭40年、大学生指導の経験をもとに教育講演や教育アドバイスを行います。英語教育では、映画「火垂るの墓」を英訳した独自教材が全国で評判に。思春期の子どもに寄り添う指導法や子育てのヒントを伝えます。

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