2025「教育のつどい大阪」外国語教育分科会ご案内
新英語教育研究会全国大会(後援:東京都教育委員会など)が東京・立正大学品川キャンパスで開催されました。参加者が300名を超え、とても内容の濃い、熱気あふれる大会になりました。
第1日目開会行事でのアーサー・ビナードさんの講演は、いつまでも古くならない詩という形式が教育の様々な課題を解決するきっかけとなる可能性を面白く語られました。アラカルト高校講座では、英語の授業で「会話」を「対話」に深めるための手立てを考え、話題やテーマを深いものにすること、相手の考えにさらに追い質問をしていくことなどが交流されました。
また、夕方の交流会では全国各ブロック・支部から活動が元気に報告され、美味しい料理や店のお酒のみならず全国から差し入れられたお酒をいただきながら時間を忘れて盛り上がりました。
第2日目、私が世話人・司会をした教科書・自主教材・読みとり分科会では、生徒が自分で英文を読みこなせる力をつける手立てを考えて深めました。キーワードやキーセンテンスを探すこと、ディスコースマーカーを見つけること、著者が言いたいことを理解すること、主人公などに寄り添うことなどいろんな分析が重要になります。
教材交流会では全国からの教材集や実践集が並ぶ中、私たちの大英研実践集『なにわの英語教育2025』は「とても素晴らしい」「若手にぜひ配りたい」「魂と真髄が詰まった稀有の実践集」「面白くて、読んでいたら電車を乗り過ごした」などと大好評で、持ち込んだ70冊が売り切れました。
テーマ別分科会では、ハワイ真珠湾のアリゾナ記念館に展示されている佐々木禎子さんの折り鶴コーナーを維持・発展させているサダコプロジェクトの取り組みが紹介されました。参加者も交流しながら鶴を折り、平和メッセージを書いて、ハワイに送りました。Peace Builderを育てるという言葉が印象的でした。
閉会式では若い初参加者が、ずっと前から所属しているような温かい居心地の良い集まりでしたと明るく話しました。来年は北海道で大会が開催されます。ぜひ北海道でお会いしましょう!



