部活動とその指導について考える

谷浦健司

谷浦健司

テーマ:子育て・教育

中学校や高校の部活動とその指導について考えてみましょう。部活動はスポーツや文化を通して生徒たちを育む重要なものです。私自身も陸上やテニスに打ち込む中で多くのものを学んできました。技術のみならず、様々な作法や人間関係を学び、身につけることができました。それを伝えるのも大きな役割です。

指導する側から考えてみましょう。自分が専門のものを指導する時は楽しく、時間を忘れて指導します。しかし専門外のクラブを頼まれた時は少し複雑で、技術を持つ生徒たちに任せたり自主的にメニューを考えさせたりします。勉強して知識や技術を身につけられれば、直接、指導ができるようになります。

世代的な視点で考えてみましょう。若いうちは時間もあるので打ち込んでメインで指導できます。私自身、全部引き受けて、練習も試合も放課後も休日も付き添いました。しかし子育てが始まると家事でそうもいかなくなり、別の先生方と助け合い、サブでサポートに回りました。そして子育てが終わるとまたメインで指導することができます。世代間の助け合いがとても大切です。

最近は働き方改革で地域やスポーツクラブの方に委託する方法も広がりつつあります。学校ごとや地域ごとでやりがいや負担等を見える化して、アイデアや予算を出し、部活動を大切にしていきたいものです。

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谷浦健司
専門家

谷浦健司(教育アドバイザー)

高校教諭40年、大学生指導の経験をもとに教育講演や教育アドバイスを行います。英語教育では、映画「火垂るの墓」を英訳した独自教材が全国で評判に。思春期の子どもに寄り添う指導法や子育てのヒントを伝えます。

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