対話を深める授業を考える

谷浦健司

谷浦健司

テーマ:英語教育

先週、研究会全国大会分科会世話人のレポート検討会がオンラインで開催され、対話とは何か、対話と会話の違い、対話を深める授業とはどんな授業か、が話題になりました。

会話は天気や趣味などたわいもないことから始まり、情報交換や交流などを目的とするコミュニケーションだと考えられています。英語の授業では、How are you?から始まる英会話・挨拶が典型例です。一方、対話は、お互いの理解を深め合ったり、新たなアイデアや考察を生み出すより深いコミュニケーションだと考えられています。相手の意見や考えを聞き、なぜそう思ったのかとか聞きながら、自分の意見や考えも出し、共感し合ったり深め合ったりする必要があります。

授業では教科書などの考えさせる内容を持つテーマについて、知っていることや調べたことを出し合い、どう思ったか、なぜそう思ったかを話し合って、理解を深めたり創造的なものを生み出します。英語で話す際には話しやすいようにテンプレートやフォーマットを用意する必要があるかもしれません。

本番の分科会では、発表者がどのような工夫をして、対話を深めたのかを伺うのが楽しみです。

https://www.shin-eiken.com/2025tokyo/



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谷浦健司
専門家

谷浦健司(教育アドバイザー)

高校教諭40年、大学生指導の経験をもとに教育講演や教育アドバイスを行います。英語教育では、映画「火垂るの墓」を英訳した独自教材が全国で評判に。思春期の子どもに寄り添う指導法や子育てのヒントを伝えます。

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