教育のICT活用について考える

谷浦健司

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テーマ:子育て・教育

時代の流れや文部科学省の方針で、教育現場でICT活用が増えています。ワープロや計算、プレゼンやメールソフトやアプリはもちろんのこと、効率化や教科指導につながるものも日々活用されています。

例えば、ロイロノートで資料を簡単に配布したり、自分の考えやグループの意見をまとめて交流したり提出したりすることができます。また、カフートでクイズを作成したり、ゲームのように学習を進めることができます。翻訳アプリや生成AIアプリも使い方次第ですが、活用させる場面が増えていると思います。デジタル採点のソフトもまだ限界はあるようですが、うまく利用すれば教員の負担軽減になっています。

一見、良いことばかりのようですが、端末やアプリの購入に負担が増えたり、管理や使用、故障対応で教員の負担が増えたりするデメリットもあります。また、自分で考えたり書く力が弱くなる可能性やインターネットトラブルに巻き込まれる心配が指摘されたりしています。教育先進と言われる国や地域では、むしろICT活用を制限している例もあるようです。

生徒たちや学校の状況に合わせて、教員や保護者、生徒たちでよく相談して、上手にバランスよく活用していく時代になってきていると考えています。






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谷浦健司
専門家

谷浦健司(教育アドバイザー)

高校教諭40年、大学生指導の経験をもとに教育講演や教育アドバイスを行います。英語教育では、映画「火垂るの墓」を英訳した独自教材が全国で評判に。思春期の子どもに寄り添う指導法や子育てのヒントを伝えます。

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