叱ったあとは必ずフォローして、信頼関係を深めましょう

谷浦健司

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テーマ:子育て・教育

子どもたちや生徒たちは、毎日の育ちや学校生活の中で様々な問題行動をします。こちらは見守りながら、適切に怒ったり叱ったりします。多くの場合、感情に任せて怒るよりは、理由を話して叱るのが良いでしょう。そして叱ったあとは必ずフォローしましょう。

同僚の話を紹介します。ある時、お兄ちゃんが妹のおもちゃを取り上げていじめていたそうです。もちろん、お母さんはおもちゃを妹に戻させて、お兄ちゃんを強く叱りましたが、泣き出しました。しばらくして泣きやんだ頃に大好きなアイスクリームを渡して、どうしてそんなことをしたのか尋ねました。お兄ちゃんは「それまで僕だけにかまってくれていたママやパパが、〇〇ちゃん(妹)ばかりをかまうようになってむしゃくしゃしてた」と言ったそうです。お母さんは「ふたりとも大好きだよ」と言って、お兄ちゃんを強く抱きしめました。愛しくてたまらなかったそうです。きちんとお母さんがフォローしたことも、お兄ちゃんが自分の気持ちをしっかり言語化できたことも素晴らしいと感じました。

叱ったあとは必ずフォローして、信頼関係を深めましょう。


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谷浦健司
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谷浦健司(教育アドバイザー)

高校教諭40年、大学生指導の経験をもとに教育講演や教育アドバイスを行います。英語教育では、映画「火垂るの墓」を英訳した独自教材が全国で評判に。思春期の子どもに寄り添う指導法や子育てのヒントを伝えます。

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