お葬式の服装に込める想い~正装だけではない、故人の願いを尊重する選択肢~

藤井俊平

藤井俊平

テーマ:QアンドA

【質問の内容】
質問失礼します。まだ生きているんですが、祖父は現在癌と戦っています。僕は爺ちゃんっ子で、ちっちゃい頃から僕に優しく接してくれる爺ちゃんのことが大好きです。そんな爺ちゃんに「遺書にはお前のことを書く」と言ってペンも持てない状態なのに、大人の人に手伝ってもらって書いていました。まだ内容は読んでいないのですが、爺ちゃんが言うには、お葬式には元気だった頃に僕と一緒に行った爺ちゃんの登山の服を着てきて欲しいとの事でした。
でも登山でよくじいちゃんが来ていた服は遭難しても大丈夫なように派手な赤色っぽい服ばかりです。お葬式に赤色の服なんてあまり良くない気がするのですがどうなのでしょうか?
ネットで調べてみたんですが海外では好きな服でお葬式に行く人もいるみたいです、でも日本はやっぱり正装?スーツや学生服が一般との事でした。まだ迷っています、1番は爺ちゃんがずっと長生きしてくれることですが、もしもの時に迷って後悔支度はありません。
教えて頂きたいです。

【回答いたします】
参列に際して、形見の品となる服をお召しになって参列したいが、色目が気になるとのことでした。お召しいただいても構わないと思います。
登山用の服との事なので、室内の寒暖差もあると思いますので、登山用のコートの下はカッターシャツなり、喪服に準じる形で準備してコートを羽織る形でしょうか、ご参列の皆様も登山用の服装をしている理由についてご理解があるでしょうから、大丈夫です。 

お別れにおいて、生前のその方らしさがわかるようにすることは、故人の尊厳を守るという点でも、大切にしていただきたいなと考えております。ご参考ください。
限りある、おじい様との時間を大切になさってください。
ご質問ありがとうございました。

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藤井俊平
専門家

藤井俊平(葬儀業)

株式会社せれもに

「ライフエンディングサポート」サービスにより、高齢者が抱えるさまざまな悩みをまとめて解決に導く。信頼関係を築き、葬儀について元気なうちから備えていただくことで、安心してお別れに臨んでいただく。

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