有名な葬儀社は葬儀費用が高いの?
【質問の内容】
先日義父が他界しました。そこで位牌は誰が管理するのかが問題になっています。義母は長男である私の主人が持つべきだと言いますが、私としては配偶者である義母が管理してほしい。葬儀の喪主も結局主人がやりました。
どうするべきでしょうか?
質問失礼しました。
【回答いたします】
この度はご愁傷様でございます。
御位牌のご供養につきまして、回答いたします。
仏壇や位牌を守ることは、旧来の家長制度の名残として「長男の務め」とされてきました。多くの場合、ご実家に仏壇があり、家を離れた長男に代わってお母様が日々のお給仕をされていることが多いかと存じます。
とはいえ、位牌を守ることは誰かの義務ではございません。大切に思う方が、そのお気持ちに従ってお守りいただくのが自然な形です。ご相談文からは、旦那様にはそのお気持ちがあるようにお見受けします。一方で、ご相談者様にとっては、お義母様から責任を押し付けられているように感じられるのも無理のないことかと存じます。お義母様にも何かご事情があるのかもしれません。
【ご供養の選択肢】
① ご実家での供養を継続しつつ、長男様が節目を担う
仏壇を移すのが難しい場合は、お義母様にお世話をお願いしつつ、四十九日や初盆、一周忌などの法要は長男様が準備されるとよいでしょう。折に触れて訪問し、「いずれは自宅で供養したい」と伝えながら、当面は共に供養する姿勢を示すのも一案です。
② 小型の仏壇を用意し、自宅での供養に切り替える
ご実家の仏壇を「正念抜き」して仏壇じまいを行い、自宅に安置できる小型仏壇を新たにご用意する方法もございます。現代の住宅事情に合ったコンパクトな仏壇も多くございます。
③ お寺にて永代供養をお願いする(最終手段として)
できれば、避けていただきたい方法ですが、ご実家・ご自宅のいずれでも供養が難しい場合は、お付き合いのあるお寺にご相談のうえ、永代供養をお願いする方法もございます。お寺がない場合は、改めてご相談ください。
ご家庭ごとに事情は異なりますので、無理のない形をお選びいただければと存じます。少しでもご参考になれば幸いです。



